FXは夜動く? 時間帯のクセをデイトレードに使う方法

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為替には、よく動く時間と、動きのおとなしい時間帯があります。それでは、動きやすい時間帯とはいつで、あまり動かない時間帯はいつなのか、調べてみたことはありますか?

 参考までに、2000年から2010年最終日までの、ドル円の1時間足を使って、高値と安値の差が平均してどのくらいだったのかを計算してみました。

タイムゾーンはGMT+1:00です。

時間■高値-安値の平均値(円)

0:00■0.15(円)
1:00■0.19
2:00■0.21
3:00■0.18
4:00■0.15
5:00■0.13
6:00■0.15
7:00■0.16
8:00■0.22
9:00■0.24
10:00■0.22
11:00■0.21
12:00■0.20
13:00■0.21
14:00■0.29
15:00■0.27
16:00■0.30
17:00■0.25
18:00■0.20
19:00■0.18
20:00■0.18
21:00■0.15
22:00■0.10
23:00■0.11

最も動きの少ない22:00(日本では明け方付近)と、16:00(深夜)では、高値と安値の差の平均値に、3倍の差があります。

日本時刻では夕方あたりから、値段が動き始めて、夜になると活発になることがわかります。

このデータが何を示しているのかというと、値動きの幅が、平均して大きい時間帯は、トレンドが生まれやすいということです。

逆に値動きの幅の狭い時間帯はレンジになりやすいということです。

トレンドができやすい時間帯は、順張りが向いていて、レンジになりやすい時間帯は逆張りが向いていることになります。

相場には、時間帯による値動きのクセが存在します。

動きのない時間帯にトレードするのが好みなら、明け方や日本時間のお昼ごろ、動きのある相場の方が得意ならば、夕方や、深夜付近を狙うことになります。

ただし、自分がトレードできる時間帯が、自分好みの動きをするとは限りませんから、

自分がトレードできる時間帯のクセを知り、そのクセに合わせたトレードを行うほうがいいでしょう。

この、自分がトレードする時間帯の、相場のクセを知っておく、ということは、デイトレードにとってかなり有効な分析手段です。

というより、どの時間帯であっても有効なテクニックというのは存在しないと言い換えたほうがわかりやすいでしょうか。

ですが、逆に考えれば、時間帯ごとに手法を変えれば、その分勝率を上げることも可能になります。

これまで、余りトレードする時間帯を気にしたことがなければ、ぜひ一度考えてみて下さい。

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