FXの運用方法は、もちろんそれぞれの生活スタイルによっても、実行可能なものと、運用が難しいものはあります。
ですが、それ以上に運用に影響しやすいのは、実は個人の性格です。
もちろん、性格に合わせてトレード方法、引いては運用方法を設定しろという話ではありません。
どんな性格の人であっても、感情のままトレードすれば、負け越します。そのため、FXはメンタルコントロールが重要だといわれているのです。
ただ、自分の性格にあったトレードである方が、感情をコントロールしやすいのは確かですし、ストレスも少なくて済みます。
意外なことかも知れませんが、ゆったりのんびりしているように見えるスワップ派の長期運用は、意外とストレスがかかります。
大きな含み損を、長い間抱えていることもありますから、精神的に耐えられずに、自力で損切りしてしまい、もともこもなくしてしまう場合があります。
もちろん放置し続けて強制ロスカットとなる場合ももちろんあります。そんなストレスがかからないのがデイトレードです。
デイトレードは、その日のうちに決済しなくてはなりませんから、一回のトレードで、長期派のように大きな含み損を抱える心配はあまりありません。
とはいえ、もちろんデイトレードの方が簡単だという意味ではありません。まず、デイトレードに向いている性格はどんな性格の人なのか見ていきます。
・自分の決めたルールを守れる几帳面な人
・負けた場合にも、それを次のトレードに引きずらない切り替えの早い人
・常に冷静に物事を考えられる、理性的な性格
・チャレンジ精神や行動力があり、目的のために努力できる人
・欲張りすぎず、深追いしすぎないタイプ
書き出してみると、そんな人いるのかよというような人物像になってしまいますね。
逆に向いていないのは
・他人に依存しがちで、人の意見に流されやすい人
・自分だけが楽をしようとする人
・ヒステリックで感情のコントロールが下手な人
性格的にデイトレードは無理そうだと思った人も心配はいりません。別に、実生活で、このような性格になろうと、性格を矯正する必要はありません。
トレードの時だけ、そうなれるように意識するだけでもだいぶ違うはずです。
それから、性格的に向いていないと思える場合は、トレード手法を見直すことでも対処できます。
例えば、トレードルールをなかなか守れずに、損大利小になってしまう、ルールが守れないタイプ、この場合は簡単です。
ポジションを持ったら、指値と逆指値を入れて、決済するまでは相場から離れればいいのです。
ヒステリックで感情のコントロールが下手な人、この場合は思い切って自動売買で利益をあげることを考えましょう。
とにかく楽がしたいタイプの人は、楽をするための努力だと割り切って、努力してみてはどうでしょう。楽をするためだと思えば、意外に努力できるかもしれませんよ。