FX取引というのは、限られた通貨ペアを、買うか売るかすればいいだけのシンプルなルールです。
ですが、それぞれのFX業者のサービス体制は複雑で、会社の規模も様々です。規模の大きい業者が安心かというとそうとも限りません。
口座を開設する際に最初に検討するべきポイントは、その業者が破綻する危険がどの程度のものかです。
では、破綻しない業者はどうやって選ぶのかということになりますが、会社の規模はあまり重要ではありません。
重要ではないというか、絶対潰れない業者と保障できる会社はないといったほうが良いかも知れません。
資本金3,000万円の企業が長年生き残ることもあれば、13億の資本金があっても全く顧客が付かずに撤退する業者もあります。
親会社の知名度や、業者、あるいは親会社の資金力で倒産リスクを測ろうとする人もいますが、はっきりいえば、知名度が高くとも、人気のない会社は危険だと言うことです。
もちろんコストは安い方がいいし、スワップは高いほうがいい、通貨ペアは多いほうがいい、情報量は多い方がいい、様々な比較すべき条件はあるでしょう。
そういった個々の条件は、人によって求めるべきものが違いますが、それらの条件的に優れた会社は人気があるはずです。
人気があるのは、そういったサービスを求める人にとって、その業者が選ばれた業者だからです。
何らかの特徴のある業者ほど、人気のある業者であることが多いようです。逆説的に、人気のない業者はサービス的には優れていないことも事実です。
優れていないからこそ、人気がないのです。当たり前といえば当たり前なのですが、人気のない業者は人が集まりませんから破綻する危険の高い業者ということになります。
少なくとも知名度を口座開設の比較ポイントに用いるのはやめておいたほうが良いでしょう。
目を引くポイントのある業者を選ぶほうが安全です。口座数を基準にしてみてもいいでしょう。
サービス面で優れていなければ、口座数が順調に伸びては行かないものです。
顧客のニーズに合わせた優れたサービスがあり、そのサービスが自分のトレード条件に合致した業者を選ぶのが、結局は安全度の高い業者を選ぶことになるはずです。