FX業者を比較する目的とは

スポンサーリンク

FX取引を提供する業者は、日本国内だけでも150社以上存在します。これだけの数の中から1つの業者を選び出すには初心者にとってはかなり難しいものがあります。

業者の乗り換えであれば、ある程度、業者に求めるものが何なのか、自分で分かっているでしょうから、これは比較サイトなどを活用して、

自分の求めるサービスを提供してくれる業者を見つければよいので、初めての口座選びに比べれは比較的容易になります。

そもそも、何故、私たちは、FX業者を選ぶ必要があるのでしょう。その理由は、各社が提供するサービスにどうしても差があるためです。

そのため、最も優秀な会社を選ぼうとしてしまいますが、もっと重要なことがあります。それは自分が利益を上げやすい会社かどうかです。

当たり前のことかも知れませんが、FX業者を選ぶ最終的な目的は、自分が一番利益を出しやすい口座を見つけることです。

コストももちろん大きな問題ですが、コストがかからなければ勝てるというわけではありません。

人によって、チャートが重要であったり、スワップが重要であったり、取引システムの使い方が重要な場合ももちろんあるでしょう。

ですが、あくまでも、自分の取引方法にとって、最も有利な業者であれば問題ないわけです。

デイトレードを自分の基本的なトレードスタイルとして考えている場合は、極端な話、スワップなど、なくてもかまわない筈です。

ですが人間はなぜか、総合的に全てにおいて優れたものを探そうとしてしまいます。これが、さらに業者選びに対して迷ってしまう理由ではないでしょうか。

以前はスプレッド0円の業者も存在したのですが、結局採算が取れずに撤退した業者や、撤退はせずとも、スプレッド0円の実施を取りやめています。

過度なサービス競争は、結局自分の首を絞めることになるのです。ニッチ戦略という言葉を聞いたことはないでしょうか。

ニッチとは隙間という意味です。生物学では棲み分けとされます。これは各業者も同じです。

競合しない、特色のある、特出したサービスを作り出すことで、顧客を獲得しようとしています。

こうしたサービス競争は顧客にとってはありがたいことですから歓迎すべきことです。

スプレッドを例にすれば、ドル円業界最安値で提供が不可能な業者がスプレッドで勝負したい場合には、ドル円ではなく、ユロ円最安値や、ポン円最安値などを狙うことになります。

実際に調べて見ると、通貨ごとに最もスプレッドの低い業者というのは1通貨のみであることが多いのです。

最近はこの業者間の棲み分けが進み、益々業者選びは大変になってきました。

「ユロ円の取引で、最も低コストな業者」があなたにとって、最も利益を与えてくれる業者であったとします。

そこであなたは、業界で最もスプレッドの低い、基準としてどの業者も広告に表示しているドル円がもっとも低コストな業者を選択したとします。

ですがその業者はおそらくドル円のスプレッドは業界1狭いはずですが、ユロ円については、残念ながら標準的なものだろうと想像できます。

つまり、選ぶ側が、自分にとって最も有利な条件を絞り込まなければ、最も自分にとって利益が上げやすい業者にはたどり着けないことになります。

自分が使わないツールの性能がいくら良くても意味はありません。

選ぶ側が、選ぶ基準を持っていなければ、どのサービスもあなたにとって満足のいくものにはならないのです。

最も評判の良い業者があなたにあった業者では在りません。あなたのニーズに合った業者が、あなたが選ぶべきFX業者になるのです。

スポンサーリンク

よろしければシェアお願いします