信託保全先でFX業者を比較する方法

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信託保全とは、FX業者が、自分の会社の運営資金と、顧客の口座の預かり資産とを分別して管理するために行われます。

全額信託保全であれば、私たちが業者に預ける資産は、業者にではなく信託銀行に預けられますから、

少なくとも、自分の資産を悪意ある業者に使い込まれたり、持ち逃げされる危険はないと言うことです。

現在FX業者は、全額信託保全が義務付けられていますので、金融庁に登録済みの業者であれば、全てのFX業者は全額信託保全を実施しています。

ただ、信託保全はリアルタイムではありませんから、信託保全されるまでの期間に得た利益が全額保護されるかどうかは分かりません。

こればかりは、実際にその業者が顧客の移管を行わずに倒産してみなければ分からないということになります。

全ての業者が、全額信託保全を実施しているとなると、気になるのは、信託保全先がどこかということ、信託保全先の銀行が破綻した場合どうなるのかという事です。

実際に自分の資金が信託される、信託銀行の安全性を考慮することになるわけですが、これについては様々な方法が考えれます。

例えば、スタンダード&プアーズやムーディーズなどの格付け業者が発表する格付けランクを参考にする場合もあるでしょう。

これは本来であれば、別途格付け会社の格付け基準の信頼性も考慮すべきですが、参考にする程度であれば、そこまでする必要はないでしょう。

自己資本比率などを参考にする場合もあるでしょう。目安としては最低でも自己資本比率は4%は必要でしょう。

国際的な最低基準は8%とされています。自己資本比率は、高ければ高いほどその銀行は経営的に安定しているといえます。

実際破綻した場合にはどうなるのかというと、この場合は全額が保護されます。

通常私たちが振込みや支払いなどに使用している銀行の口座預金は、預金保険制度により、最大1,000万円までが保護されることになっています。

一方、信託保全は、全額が保護対象になっています。信託保全の場合は、1,000万円という上限はないのです。

高額の資産があり場合には、万が一、銀行が破綻した場合を考えれば、通常預金より、信託保全の方が有利ということになります。

実際、銀行に預けるよりも、全額が保護される信託保全となる金融商品を扱う口座にお金を預けている人もいます。

とはいえ、誰も破綻する危険のあるところにお金を預けたいとは思いませんから、破綻の危険性の少ないところが有利なのは言うまでもありません。

私がおすすめするのは、日本3大メガバンクといわれる、三菱UFJフィナンシャル・グループ・みずほフィナンシャルグループ・三井住友フィナンシャルグループが運営する信託銀行です。

具体的には三菱UFJ信託銀行・みずほ信託銀行・三井住友信託銀行ということになります。

なぜ、これがおすすめかというと、万が一経営が悪化するようなことがあれば、間違いなく公的資金の投入がなされ、経営の立て直しが行われるだろうと予測されるからです。

はっきりいってしまえば、日本政府が潰れないようにお金を貸してくれるところは、潰したくても潰せないということです。

仮に破綻しても全額が保障されるのですから、さほど気にする問題ではないでしょうが、より高い安全性を求める場合には参考にしてみてください。

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