FX投資は勝率より運用率で考える

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FXをはじめる前に、ぜひ決めておきたいのは、運用率です。いくらの利益が目標なのか決まっていれば、そこから算出することもできます。

そんなことより、先に勝てる方法を知るほうが先だと考える方もいらっしゃるでしょうが、これ、実はかなり重要です。

人は望んだことを実現する力を持っています。逆に言えば、望まないこと、考えてもいないことがある日突然実現したりはしません。

もちろん今年中に宝くじで1億円当てるというような無理な望みの話ではなく、あくまでも実現可能な計画であればの話です。

計画は、挫折する可能性ももちろんあるわけですが、まず、自分が何を望んでのくらいの利益を得ようとしているのか、明確にしておくことで、実現しやすくなってきます。

例えば、一年間で10万円のFXの利益が欲しい場合です。FXの初期投資の金額が10万円であれば、年間の運用率は資金が2倍になる、200%を実現しなくてはいけません。

200%というと、ほとんどの人はかなりのハイリスクな運用というイメージになるはずです。それでは、200%を実現するためのプランを具体的に考えて見ましょう。

10万円の利益を得るために必要な平均利益は、月あたり、8千300円程度です。口座資金10万円からのスタートであれば、クロス円だとすれば最大で、1万通貨での取引が妥当でしょう。

レート100円の通貨であれば、レバレッジ10倍です。そこで、1万通貨でどれぐらいのPIP数があれば、8千300円を可能に出来るのか考えます。

クロス円であればわかりやすいので、ここではクロス円で計算します。

答えは、月あたり0.83円分の為替差益を得ることができれば実現可能になります。週単位、日単位で計算してみましょう。

一年は約52週ありますが、年末やクリスマスで取引しなかった場合を考えて、一年間50週として、週平均、いくらの利益があれば実現可能か計算してみましょう。

週当たりの利益は2000円になります。0.2円分のPIP数をを得ることができればいいわけですね。

さらに、毎日トレードしたとして、どのくらいの平均利益が必要でしょう。一年間のトレード日数を250日と仮定すると、一日あたり、400円ですね。

0.04円分です。4PIPくらいなら、もしかして可能なんじゃないかと思えてきます。

実際に順調に安定して勝ち越せれば、福利運用も可能になりますから実際にはもっと少ないPIP数でもいけるはずです。どうでしょう。

資産を2倍にふやすことは可能な気がしますか? 不思議なことに、たいていの人には、実現可能なように思えるはずです。

それでは、初期投資に1,000万円を使って、2倍にする場合です。これは、上記の計算例を単純に100倍にしてみればどの程度の利益が必要かわかります。

月あたり、83万円、週あたり、20万円、一日あたり、4万円です。なんだかいきなり、実現が難しそうな気がしてませんか?

これは、最初の10万円を20万円にするプランと同じ、レバレッジ10倍で同じPIP数を得れば可能なはずです。

ですが、難しいような気がするのは、単なる錯覚です。同じレベルの難易度です。

ただ、ポジション数も100倍になりますから、それくらいの資金力があれば、大口取引用の口座でなければ、実際には取引は難しいんですけれど。

少なくとも、1,000万円を1年で2倍に増やすというのは、不可能だと考える人には実際に不可能です。

ですが、計算上は、2倍に増やすことはそれほど大それたことではない気がするのも、事実です。

あなたが望む運用率、まずはそれを可能だと思えなければ実現することはないでしょう。

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