「時間論」を知っておけば、FX相場の流れがつかめます

スポンサーリンク

[細田悟一(ほそだごいち)]という名前はご存知でしょうか。この名前は知らなくともこの方のペンネームは聞いたことがあるかもしれませんね。

彼のペンネームは【一目山人(いちもくさんじん 1989年-1982年)】です。

株式評論家として活躍され、彼が考案したチャート分析法の一つ「一目均衡表」は、彼のペンネームに因んで名づけられたことでも有名です。

テクニカル分析に必ず一目均衡表ってありますよね。じつはそういう由来があったんです。

彼の考案した一目均衡表は時間を重視したテクニカル指標で、「時間論」に基づくものです。

時間論は[基本数値]と[対等数値]の2種類に基づく理論なのですが、ここでは特に重要な基本数値に関して説明しますね。

基本数値は[9、17、26]の3つがあると考えていいと思います。他にも数値はあるのですが、最低限覚えておくべき数値はこの3つです。

この基本数値は、トレンド転換や相場の天井・底を起点として数える数値なんですが、例えば米ドル/円通貨において前回の高値は4月6日につけた85.517円でした。

日足チャートを見てみるといかがでしょうか。

一旦底値を付けたのは5月5日で、79.558円の安値をつけました。4月6日~5月5日は29日間です。だいたい26という数値があてはまるわけです。

この場合、基本数値の9をまず考えてみましょう。高値をつけた4月6日から9日後は4月15日です。

そのあたりの相場を見てみるとトレンドは明らかに下降中で、下げ止まりする気配はありません。

ですから「9日後に大きな変化は起こらない、もっと下がっていくな」と予想出来るわけです。

では次に17という基本数値はどうでしょうか。4月6日から17日後の4月23日の日足を見てみましょう。

23日は土曜日のため日足はありませんから、22日(金)と25日(月)の日足を見てみると、下げ止まる気配は多少あるものの、75日移動平均線を割り込んだ直後です。

ですからこの時も「もっと下がる可能性が大きいな」と予測を建てることができるんですね。

では最後に基本数値の26についても考えてみましょう。

4月6日から26日後の5月2日(月)をテクニカルでみてみるとどうでしょうか、RSIもストキャスティクスも明らかに底値圏です。

「そろそろ買いでエントリーできるタイミングがくるな」と容易に予想がたてられるのです。

実際、5月5日(木)に79.558円の安値をつけてトレンドは変換、レートは82円付近まで一気に駆け上がっていったんですね。

そう、これがいわゆる「時間論」の基本数値による相場予想の仕方なのです。

この9、17、26という基本数値を頭に入れておき、且つその他テクニカル分析も織り交ぜながら予測を立てて取引すれば、かなりの確率で利益を得られるはずですよ。

スポンサーリンク

よろしければシェアお願いします