最近注目を浴びているのが海外FX口座です。それには理由があって、海外FX口座にはレバレッジ規制がないからなんです。
日本ではレバッレジ規制が敷かれ、個人トレーダーは最大で25倍しかレバレッジをかけられなくなりました。
以前からFX取引をしているトレーダーからすれば、25倍というのは非常に物足りないようです。ですから規制のない海外FX口座に注目がいっているんですね。
海外FX口座も最近ではより身近なものとなってきました。日本人向けのサポートもしっかりしてきたので、真剣に海外FX口座の開設を考えても良い頃かもしれません。
しかし海外FX口座の開設前に覚えておかなければならない注意事項があります。それは口座の取り扱い通貨です。
言い換えるならば、日本の業者の口座には基本的に日本円を入金しますが、海外のFX口座には日本円は入金できません。
たいていドル口座になっています。つまり、入金する時日本円を米ドルに換金して入金することになります。
取引も米ドルをベースで考えなければなりません。日本の円口座なら、1万通貨取引で必要な証拠金は○万円となりますが、ドル口座の場合は必要な証拠金は○○$といったドル単位になります。
日本人の私たちは円をベースで何でも考える習慣がありますから、そこに慣れないといけません。
また入出金時のレートによって損益が生じることも覚えておきましょう。例えば、1ドル80円の時に1000$をドル口座に入金したとしましょう。
円で換算すると80,000円です。しかし出金する時、1ドルが79円、同じ1000$を出金したとすると円換算で79,000円です。
1,000円のマイナスになってしまいます。ですから実際の取引で利益を出しても、入出金のタイミングを間違えてしまうと結局損をすることになってしまいます。
海外のFX口座で取引をする時は、この入出金時のレートとタイミングをよく考慮しなければならないのです。
海外のFX口座にはレバレッジ規制がないという大きな魅力がありますが、注意すべき点があることを理解していただけたと思います。
この円口座とドル口座の違い、それを理解したうえで海外のFX口座開設を決定するのがベストでしょう。