FXのインターバンク方式にはメリットとデメリットがあります

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個人投資家の私たちはFX業者を利用して外国為替の取引をするわけですが、売買時のレートはどのように決められているか聞いたことがありますか?

そこで知っておきたいのがインターバンク市場です。

為替市場全体の7~8割は銀行間取引で占められていますが、この銀行間取引をインターバンク市場(The Interbank Market)と言っています。

そして、一般に外国為替市場というと、このインターバンク市場を指しているのです。この市場は東京証券取引所のように実際の取引所があるわけではありません。

サイバー空間での取引によって形成されている市場なのです。そしてこのインターバンク市場は株式市場と大きく違う点があります。

値幅制限がないんですよね。株式取引ですとストップ高/ストップ安と言って、一日の値幅の上限下限が決められています。

しかしインターバンク市場にはその値幅制限がありませんから、理論上米ドル/円80円のレートが倍の160円になることもあり得なくはないのです。

このインターバンク市場で決まる値段が、通貨交換レートの基準になっているわけですね。このように私たちがFXの売買をする時のレートが決められているんです。

しかしFX業者(ブローカー)を通しての取引ですと、インターバンク市場で決められたレートでそのまま売買できるというわけではありません。

FX業者も儲けるために仕事をしています。手数料などの諸事情がレートに組み込まれてしまうわけですね。提示されているレートにも不透明感が漂ってしまいます。

では、一個人トレーダーが、インターバンク市場のそのままのレートで外国為替を売買することは不可能なのでしょうか。そんなことはありません。

インターバンク方式というサービスを提供しているFX業者があり、そのサービスを利用すればインターバンク市場で決められたそのままの値段で売買が可能なんです。

しかしこのインターバンク方式にはメリットとデメリットがあります。メリットはと言うと、基本的に約定率が高く、スプレッドも狭い傾向にあります。

値動きもかなりスムーズですね。その一方でデメリットは、注文拒否が時に起こります。銀行側の都合によるものです。

あとはマーケットの状況によりスプレッドが変動する傾向があるという点です。スプレッドが大きく変動すれば、それだけ損失をだす可能性が大きくなります。

それらメリットとデメリットを考えて、このインターバンク方式での取引を選択するのが最善ですね。

このインターバンク方式を採用している業者の中で、オススメの業者は2つあります。ひまわり証券(FX zero)とサイバーエージェントFX(C-NEX)です。

この2つの業者はとりわけ評価の高い業者です。信頼性も高い業者なら、提示しているレートにも透明性を感じ、気持ちよく取引できますよね。

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