テクニカル分析とは言ってもテクニカル指標は何十もありますから、どの指標を使えば良いのかお悩みの方もいるでしょう。
また今使っているテクニカル指標に加え、プラスαで違う指標も使ってみたい方も少なくないはずです。
そんなあなたにオススメのテクニカル指標、「アルーン」をご紹介します。この指標はきっとあなたのFX取引の導きの光となるはずです。
そんな指標ホントにあるーんですか...し、失礼しました、では「アルーン」とはどんな指標か見てみましょう。
アルーン(aroon)とはサンスクリット語で「夜明けの曙光」の意味です。
基本的にトレンド指標で、新しいトレンドの始まり(=夜明け)を指す指標であることからこの名前が付けられたようです。
この指標で分かるのはトレンドが発生中か否か、そしてトレンドの強弱です。
ですから、この指標が強いトレンドサインを出している時にそのトレンドに乗っていければ、それなりの利益が得られるというわけですね。
このアルーンはアルーンアップとアルーンダウンの2本線で構成されている指標です。
アルーンアップは期間中の高値を更新した日足の数が、期間日数の何%を示しているかを表しています。
アルーンダウンはその逆と考えればOKです。期間中の安値を更新した日足の数が、期間日数の何%を占めているかを表しているということですね。
アルーンアップは値が70~100の間であれば上昇トレンドと言えます。アルーンダウンも同じ道理でして、70~100の間なら下落トレンドと考えられます。
この指標の買いシグナルは、アルーンアップがアルーンダウンをしたから上に突き抜けた時です。
売りシグナルはその逆ですね、アルーンダウンがアルーンアップを下から上に突き抜けた時が売りサインとなります。
この指標のメリットは先ほども挙げましたが、トレンドが容易にわかるので順張りでポジションをとれば利益を出しやすい指標でしょう。
もちろんデメリットもあります。時にトレンドの判定が実際のレートに遅行することがあります。
上昇トレンドのサインが出た時には、レートはすでに天井圏だったってことも時にあるわけです。
他のテクニカル指標にも言えることですが、単独では使わずに常にその他のテクニカル指標と並行して使用するなら相場の流れがつかみやすくなりますよ。
そしてもう一つ言えるのは、もしかしたらこの指標とよくマッチする通貨ペアがあるかもしれません。この売買サインに沿っていろいろな通貨で取引してみるのも良いでしょう。