育毛に大切なのは「抜け毛の防止」をすることと「毛根に栄養を与えて、髪を育てること」です。
抜け毛を防止するには、髪の成長を阻害する頭皮の余分な皮脂や汚れを取り除き、頭皮の環境を清潔に保つことです。
これにより、髪の毛が健全に成長する環境が整い、「毛周期」(ヘアサイクル)」が回復します。
髪は生え換わりを繰り返しており、「成長期」「退行期」「休止期」を経ます。
頭皮の状態が異常になると髪の「成長期」が短くなり、十分に育たないままに「退行期」を迎え、抜けます。
髪の毛を生やす準備期間である「休止期」も長くなり、結果として新たな髪の毛が発毛する前に髪が抜けてしまうので、ドンドン髪が少なくなってしまうのです。
この抜け毛の悪循環を止めるのが頭皮改善型、スカルプシャンプーです。
しかし、シャンプーには「発毛を促す」栄養剤の役割は基本的に与えられていないので、「抜け毛を防止する」だけでなく、
新たに髪を生やしたいというのであれば、頭皮と毛根に栄養を与えて細胞分裂を活性化させる栄養剤の役割を果たす、「育毛剤」を使うことが必要になります。
いわば、クワ(スカルプシャンプー)で開墾整地し、耕した畑(頭皮)に種(毛母細胞)を蒔き、肥料や水(育毛剤)を与えるといったイメージを想像してください。
育毛剤はその特徴は様々です。
ナノ分子化した成分で毛母細胞を刺激、直接栄養を与えて発毛を促すもの、発毛を阻害する因子を抑制するもの、昆布や海藻類など自然の栄養を補給するもの、柑橘系の成分で頭皮を殺菌するものなど。
育毛剤はほとんど男女兼用ですが、当サイトでは活性型男性ホルモンを抑制する成分を含む育毛剤は男性用として、
また、商品的に女性をターゲットとし、やや弱めの成分配合となっているものは女性用としています。(女性は頭皮環境さえ整えば、髪の量やハリ、コシなども回復しやすいのです)
育毛剤はスカルプシャンプーによって頭皮の毛穴まできれいにしてから使わないと、頭皮への浸透力が落ちるため、効果が半減します。
シャンプー後にしっかり頭皮にもみ込むように使用するのが良いでしょう。
更年期から増える女性の薄毛について
特に女性の場合、更年期といわれるあたりから、髪に悩みを抱かれる方が増加する傾向があります。
これは、40代に入ると女性ホルモンの分泌量が減少し、髪の成長期が短く、休止期が伸びることが一因です。
髪が少なくなり、地肌が髪越しに見えちゃうわけですね。毛根から生える髪の数が減ってしまうため頭髪が薄くなります。
最初に目立ってくるのが、頭頂部のケースが多いです。なかなか普段目が届きにくい部分ですが、時々鏡をみて、確認してみるといいかもわかりません。
頭頂部が薄くなってきたと感じたら、早めに対策を講じることが将来のためにも得策ですね。
いつまでも悩んだり、へこんでいても薄毛は進行していきますので積極的に改善策を立てて、実践された方がよいです。
紫外線対策に、UVカットの帽子をかぶったり、食生活の見直し、ストレスの解消など、気を配っていくだけでも効果があります。
もう一度、あなたの髪質や地肌の状態に合わせてシャンプーを選び直すことによって、髪のコンディションを改善していくことも大切です。
そして、チャップアップのような育毛剤を利用して、毎日のケアに努めることが、50代、60代を迎える頃、後悔しないためにも、大事になってくるといえるでしょう。