淋病を甘く見ない!エイズへの入り口の場合も

エイズ…今、この病気について知らないと言う人はすくないのではないでしょうか。

もし、エイズの原因となるHIVウイルスに感染したら、それは死に繋がるとさえ思われていた恐ろしい感染症です。

しかし、エイズを完治させることはできませんが、医学の進歩により、正しい治療を続ければ、普通の人とほとんど変わりのない生活ができるところまで来ています。

エイズ(後天性免疫不全症候群)とは、HIVウイルスに感染することで、病原体から我々を守ってくれている防衛のシステムが障害を受け、

免疫力が低下して、様々な感染症や悪性腫瘍に罹りやすくなってしまうという感染症です。

こんなに恐ろしい病気は、自分とは無関係だと思ってはいませんか?油断は禁物です。

なぜなら、ごく一般的な性行為感染症のクラミジア感染症や淋菌感染症に感染している場合、エイズの感染率は3〜5倍に跳ね上がってしまうからです。

性行為感染症に感染することで、粘膜が傷付いていたり、その部分の抵抗力が弱くなっていることが、その理由です。

もちろん、性行為感染症に無縁の人であれば、この心配は無用ですが…。

抗生物質で、比較的、順調に治療ができると思われている性行為感染症ですが、この性行為感染症を、決して珍しくないもの、もし罹っても治療ができるもの…という楽観的なものとして受け止めてはいけません。

クラミジア感染症や淋菌感染症の感染は、もしかしたら、エイズという恐ろしい病気への入り口かもしれないからです。

淋病の感染経路と潜伏期間

淋菌感染症に感染すると、男性の場合、2〜5日後に症状が出てきます。

中には、性行渉を持った次の日から違和感を感じる場合もあります。また、30日後に、初めて症状が出る場合もあるようです。

それも、強い排尿痛や尿道からの膿の分泌など、放っておけない症状ですから、心配になって医療機関に行くことになるでしょう。

そして、比較的、早い時期に、症状が出ますから、心当たりとなる原因は特定しやすいのではないでしょうか?

一方、女性の場合は、症状が出ることが少ないので、潜伏期間と感染している期間の区別がはっきりしないことになります。

自分が感染していることに気付かずに、さらに感染を広げてしまうことになりかねません。淋菌感染症は膣性交や口腔性交によって感染します。

また、キスによって、咽頭に感染することもあります。淋菌感染症の感染源は、風俗女性からが6〜7割、一般女性からが3〜4割だと言われています。

最近では、口腔性交が原因の尿道炎がとても多くなっているようです。