多汗症状とは

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それでは、「多汗症状」について確認してみましょう。まず、多汗症状の前に私たちの汗ですが、通常は、体温を調節するために汗が発汗しています。

体温が上がると汗が出て、汗の気化熱で体温を下げてカラダの体温調整をかけているわけです。

しかし、必要以上に汗の量が出て皮膚の表面が汗で濡れてしまう状態を多汗症といいます。

多汗症状とは

 

一度に多量の汗が噴き出て皮膚の表面が濡れてしまう

 

全身がびしょびしょになるほど発汗してしまう

 

掌・わきの下・顔・頭など局所で汗が多量にでてします

多汗症状時に発汗量が多い場合は、ほんとうに”びしょびしょ”という表現があてはまるほどに、眼で見たり手で触れるだけで多汗の有無を判断できます。

多汗症状の悩みで、医療機関を受診すると汗を吸い取ると青紫色に変色するヨード紙や、発汗記録計を使って発汗量を測定などをします。

といっても、身体機能的に自律神経失調といわれる場合もありますし、ストレスや緊張・不安といった精神的な要因から多量に発汗する場合もあります。

カラダ全体が汗で多汗になる時は「全身性多汗症」となり、原因になっている疾患をさがしてみることになります。

全身性多汗症では感染症、内分泌・代謝性疾患、膠原病(こうげんびょう)、悪性腫瘍、中枢神経疾患など、なんらかの疾患が原因になっていることが多いからです。


とくに原因になる疾患のない原発性全身性多汗症もあります。いずれにせよ心配の時は医療機関を受診し原因を見つけると改善対策が見つかると思います。

甲状腺機能亢進症が疑われる時は「甲状腺機能検査」を行います。

褐色細胞腫(かっしょくさいぼうしゅ)が疑われる時は、尿中のカテコールアミン代謝産物を測定など、症状により検査によって判断されていきます。

全身ではなく、カラダの特定の部分に多量の汗が発汗してしまうケースは「局所性多汗症」といわれ、頭部・顔・特に腋(わき)の下、手のひら、足の裏に多量の発汗が発生します。

これらの部位は精神性発汗部位であり、精神的緊張により発汗が増える部分でもあります。

局部性多汗症の多くは、様々な場面や日常生活に影響を及ぼすことがあります。たとえば、手から汗が滴(したた)り落ちるほど汗の量が多い時。

手のひらの多汗の人は手で触れるものが汗で濡れるために、書類などが濡れて困っています。

また、人との握手を躊躇してしまったり、他人に手を触れることを避け、劣等感をもってしまうことがあります。

足の裏に多汗があると「におい」が気になります。さらに足白癬(あしはくせん)(水虫)や細菌感染を起こしやすくなります。

この手足の多汗症状は、健康な若い人にも多く発症する症状です。だれでも、いつでも発症する可能性を持っている症状で病気のひとつです。

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多汗症状を食事と食材で改善

多汗症状の改善には食事からアプローチする手段もそのひとつの要素です。多汗症状の原因となる要素には自立神経のバランスが崩れる。という要因も考えられます。

自律神経のバランスを整えるには食事と食品も必要なひとつです。

自律神経失調症状の時は、食事の内容というより、まず生活習慣に3度の食事をとることで、交感神経のたかぶりをおさえて、腸や脳の働きをリフレッシュすることが初めの狙いです。

多汗症状の改善も同様のことがいえますが、多汗症状の場合には、汗腺からの発汗作用を抑えてあげるというテーマがあります。

そのために必要な要素は女性ホルモンの働きです。

そして有効な成分としては「イソフラボン」イソフラボンは、汗腺からの発汗作用抑制する効果を持ち合わせていることに加え、不眠症や判断力の低下を改善する働きを持っているとても有効な成分として有名です。

イソフラボンといえば、大豆イソフラボンです。

特に、女性の更年期症状の予防にとても有効なことは知られていますが、自律神経を安定させたり汗腺からの発汗作用の抑制にもその効果があります。

イソフラボンが豊富な食材・食品といえばまさに大豆ですが、納豆・油揚げ・豆腐・黄粉・大豆飲料などに多く含まれています。和食の印象ですね。

食事の時に、納豆が大丈夫な人は納豆、苦手な人は豆乳が有効です。お豆腐の好きな人は、お豆腐が有効です。

自律神経のバランスが崩れているときは、休憩やリフレッシュと気分転換の意味も含めて食事の取り方に気をつけてみることが有効ですが、

多汗症状の予防には、加えてイソフラボン成分を取ることを意識していくと、改善効果があらわれてきます。

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