ガルシニアは、東南アジアに自生しているかんきつ類、ガルシニアカンボジアから抽出されたエキスです。
ガルシニアに含まれるハイドロ(又はヒドロ)キシクエン酸(HCA)が、脂肪の吸収や合成を抑制する働きがあります。
食事で摂った余分な栄養は、脂肪細胞や肝臓で蓄えられます。栄養素が脂肪に変化する時に働くのが、
ATPクエン酸リアーゼという酵素ですが、食前にガルシニアを摂ると、HCAがその酵素と結合し脂肪をつくりにくくします。
またHCAは、脂肪が腸管から吸収されるのを抑制する働きもあります。
さらに、体脂肪にならなかった栄養素はグリコーゲンに変えられるために、ガルシニアを摂取するとあまり空腹感を感じなくなり、食事量が減るといわれています。
ガルシニアを運動の30分前に摂ると、脂肪燃焼を高める効果が得やすいともいわれています。
γトコフェロール(ガンマトコフェロール)は天然のビタミンEの一種です。
γトコフェロール(ガンマトコフェロール)には穏やかな利尿作用があるので、体内の過剰な水分の排泄を促し、むくみの解消や予防をするといわれています。
余分な水分が体重増に与える影響もあります。体重が増えたときは、まず水分の排泄を心がけるとよいでしょう。
原因が水分にある時には、γトコフェロール(ガンマトコフェロール)やカリウムの摂取によって、数日で体重は元に戻ります。
また、下半身のむくみ(あるいは下半身太り)が気になる方は、マッサージなど外からの働きかけと一緒に、
血液をサラサラにするEPAやDHAで血流の促進、メリロートでリンパの流れを促進、γトコフェロールで水分排泄の促進を心がけるとよいでしょう。
キチン・キトサン
キチン・キトサンは、エビの殻やカニの甲羅に含まれる動物性食物繊維です。
キトサンは小腸内で脂肪に結合し、脂肪の吸収を抑制、排泄する作用があります。食物繊維として便通を促す働きもあります。
キトサンは、体脂肪に直接働きかけて体脂肪を減少させるような働きはありませんが、上記のように間接的に働きかけ、ダイエットに効果をもたらします。
キトサンは、体脂肪に直接働きかけて体脂肪を減少させるような働きはありませんが、上記のように間接的に働きかけ、ダイエットに効果をもたらします。
甲羅や殻から、たんぱく質、カルシウムなどを取り除いたものがキチンとよばれ、キチンをアルカリ処理したものがキトサンです。
正確には、キトサンが成分名ですが、キチンも含まれるためキチンキトサンとよぶ場合もあります。
キトサンの作用は、ビタミンCによって強化されるので、キトサンと一緒にビタミンCを摂取すると効果的です。
キトサンは、脂肪の吸収を抑制することから、脂溶性ビタミンA、D、Eなどの吸収も抑制する可能性があります。
キトサンをご利用の際は、脂溶性ビタミンを補給することをおすすめします。キトサンを摂取する時には以下の点に注意してください。
キトサンを摂取すると、吐き気や下痢などを起こす人もいます。キトサンを摂取して異常がみられたら、すぐに使用を中止しましょう。
エビ、カニのアレルギーがある方は、使用を控えてください。
キノコキトサン
キノコキトサンは、きのこ類に含まれる植物性のキトサンです。きのこを摂取することでも、キノコキトサンを摂取できますが、
キノコキトサンは細胞内に含まれる成分なので、細かいみじん切りにするなどして、細胞膜を壊さないとその効果を得ることはできません。
キトサンとは、食物繊維の一種で、体内の脂肪をからめて排泄したり、血液中のコレステロールの吸収を抑制する効果があります。
脂っこい食事と一緒に摂取すると、脂肪の吸収を阻害するので効果的です。
キノコキトサンは、脂肪を吸着する働きがあるため、過剰摂取は必要な栄養素の吸収まで阻害しますので、摂取量には気をつけてください。
また、キノコキトサンは血中コレステロールや体内脂肪が多い人には効果が認められますが、正常値の人が摂取しても変化はないというデータも出ています。