グレープフルーツは亜熱帯で栽培されるフルーツで、果実に含まれるナリンギンという苦味成分に、食欲を抑える効果があるとされています。
グレープフルーツの香りをかくだけでも、食欲を抑える効果があるので、食前にグレープフルーツを食べると過度な食欲を抑えられ、ダイエット効果的です。
グレープフルーツの皮に含まれる、リモネンという香り成分には、交感神経を刺激して体脂肪を燃えやすくする作用や、血流を促進する作用があります。
また、グレープフルーツの実に含まれるカリウムは水分排泄を促すので、むくみを予防します。
ケルセチンは、たまねぎや緑茶などに含まれるポリフェノールの一種です。特にたまねぎの外皮に豊富に含まれている成分です。
ケルセチンには、抗酸化作用や消炎作用があり、花粉症に効果的な成分として知られています。最近では、このケルセチンに『デトックス効果』があると注目を浴びています。
ケルセチンには、体内の有害ミネラル類(重金属類)を挟み込み(キレーション効果ともいう:カニのはさみの意味で、有害ミネラルを挟み込むことから)、体外へ排泄させる効果があります。
体内に有害ミネラルが蓄積していると、ダイエット食品やダイエットサプリメントを摂取しても、有効成分を体内に吸収することができなくなります。
ダイエット食品やダイエットサプリメントを試しても、一向にやせない人は、ケルセチンを摂ってデトックスしてからダイエット食品やダイエットサプリメント摂取するとよいでしょう。
またケルセチンは、ポリフェノールの中でも特に脂肪吸収抑制効果が強く、体内の脂肪を排出するサポートをするので、ダイエットとしても効果的です。
ケルセチンの黄色い色素は、肝臓での脂肪代謝を高め、脂肪燃焼をアップしたり、脂肪と結合し脂肪の吸収を抑制します。
ゲンクワニン配糖体は植物に含まれるフラボノイドのひとつです。 ゲンクワニン配糖体は、アセチルコリンの生成を促進するといわれています。
アセチルコリンとは、脳内の神経伝達物質で、アセチルコリンが不足すると自律神経系に異常をきたします。
自律神経には交感神経と副交感神経があり、交感神経は腸のぜん動運動を止め、副交感神経はぜん動運動を促進します。
この副交感神経を刺激するのがアセチルコリンです。アセチルコリンが不足すると腸の働きが弱まり、便秘になるのです。
ゲンクワニン配糖体を摂取するとアセチルコリンの量が増えるので、便秘解消に効果的とされています。
黄杞茶(こうきちゃ)
黄杞茶(こうきちゃ)は、中国に自生しているクルミ科黄杞の葉を原料にしたお茶です。
甘味のあるお茶で、甘茶として古くから愛飲されてきました。黄杞茶(こうきちゃ)には、体脂肪の分解を促す成分(サイクリックAMP)の働きを促進する作用があります。
また黄杞茶(こうきちゃ)には、ポリフェノールの一種、アスチルビンが含まれているので中性脂肪を分解する働きもあります。
コエンザイムQ10(Co10)
コエンザイムQ10(Co10)は、体内でエネルギーを生産するときに欠かせない補酵素です。
体内に、もともと存在するする成分ですが、コエンザイムQ10(Co10)は加齢と共に減少するため、エネルギー生産量が減り、太りやすくなると言われています。
コエンザイムQ10(Co10)は、心臓を元気にする働きがあり、医薬品として用いられていた成分ですが、2002年健康食品への添加が認められた成分です。
コエンザイムQ10(Co10)は水に溶けず、油に溶けやすい物質ですから、油分を含む栄養バランスのとれたしっかりした食事直後に摂取することが大切です。
空腹時では十分に吸収されず効果が半減してしまいます。
ココア
ココアもチョコレートもカカオの種子、カカオ豆から作られる食品です。
カカオ豆を煎って粉砕し、ペースト状にしてから脂肪分を除いたものがココアになります。チョコレートはペーストに糖分を加えて固形にしたものです。
ココアには、脂肪燃焼を促進するカカオマスポリフェノールが豊富に含まれているので、ココアがダイエットに有効といわれています。
ココアには食物繊維も豊富に含まれているので、便秘改善にも効果的です。
ピュアココア100gで271kcalです。栄養価の高い食品なので、ダイエットに効果があるからと、安心して飲みすぎないようにしてください。一日2杯程度が目安です。
ダイエット効果を期待するなら、夕食後にココアを飲むといいようです。
コリン
コリンは、細胞の細胞膜をつくる原料になったり、神経伝達物資の原料になる大切な成分です。コリンは体内で合成されることがないため、食品から摂取する必要があります。
コリンには、血液中の悪玉コレステロールのみをからめて排泄させる働きがあり、血液をさらさらにします。
また、肝臓に脂肪が蓄積されるのを防ぐ働きがありますので、コリンを摂取すると肝脂肪の予防にもなります。