杜仲は、杜仲茶として茶葉が商品化されています。杜仲茶には、さまざまな有効成分がふくまれていて、ダイエット効果としては、脂質代謝を促進させて脂肪の吸収を抑制、体脂肪が増えるのを予防します。
また、杜仲茶には利尿作用があるので、余分な水分をためこまない、抹消血管の拡張作用によって血行が良くなるなど、杜仲茶は冷えが気になる人におすすめです。
タウリンはアミノ酸のひとつで、肥満に対する効果が注目されている成分です。
タウリンに抗肥満作用があることを確認する研究では、タウリンの摂取量が増大すると体内のエネルギー消費量が増え、体重や体脂肪の増加が抑制されることが報告されました。
これは、タウリンを添加した高脂肪食を与えて 3ヶ月間飼育し、体重、体脂肪率、脂肪細胞サイズなどを調べたマウスによる実験で、
タウリン摂取量が多いマウスほど肥満が抑制されることが確認されたからです。
また、肥満したマウスにタウリンを投与したところ体脂肪が減少し、肥満状態が改善することも確認され、タウリンが脂肪分解を促進していることがわかりました。
以上は、国立健康・栄養研究所生活習慣病研究部による報告で、タウリンの効果はあくまでも動物実験によるものですが、タウリンは今後、肥満改善に期待が寄せられる成分です。
タウリンは、日本では医薬品扱いとなっているので、タウリンを摂取するにはタウリンが含まれるドリンク剤を服用するか、タウリンを多く含むカキやじじみなどの魚貝類エキスを利用します。
短鎖脂肪酸
短鎖脂肪酸は体内で合成される有機酸です。水溶性食物繊維を摂取すると、食物繊維が腸内細菌によって発酵し、短鎖脂肪酸がつくられます。
短鎖脂肪酸は食物繊維と同じような働き、腸内環境を改善し便通改善する、があるので、『新しい食物繊維』とも呼ばれています。
短鎖脂肪酸にはさまざまな健康効果がありますが、味や匂いなどの欠点のため、通常食べて摂取することはできません。
短鎖脂肪酸には肝臓での脂肪燃焼を促進する作用があるので、ダイエットにも貢献してくれます。
エネルギーが燃やされる場合、ふつうは糖質から使われ、糖質が不足すると脂肪が使われますが、
短鎖脂肪酸は、”糖質が燃やされているときにも脂肪を燃やす”というダブルでエネルギーを燃やして、消費カロリーをアップさせます。
またミネラルの吸収率をアップさせたり、神経を沈静化させイライラをおさえたりする効果もあります。
短鎖脂肪酸をたくさんつくるには、ビフィズス菌など腸内細菌のエサになるオリゴ糖をとることと、ペクチンなどの水溶性食物繊維をたくさんとることです。
たんぽぽコーヒー
たんぽぽコーヒーは、タンポポの根を乾燥させてローストしたものから抽出されるもので、色はコーヒーに似ていますが味や香りは別物です。
タンポポコーヒーには利尿作用があるのでむくみ改善に役立ちます。
たんぽぽコーヒーは、ビタミン類やミネラルが豊富なうえ、コーヒーと違いカフェインが含まれていません。
カフェインが心配で、お茶やコーヒーを控えている人でも、たんぽぽコーヒーなら安心して摂取できます。