違反ダイエット食品に使用される抗肥満薬

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薬品が含まれているものは違反ダイエット食品ですが、そういったダイエット食品が出回っているのが現実です。

特に外国製ダイエット食品に使用されることが多い抗肥満薬は副作用が強い薬で、医師の指導の元で治療のために服用する薬です。

抗肥満薬が含まれているダイエット食品を摂取したために健康被害を受けた人はたくさんいます。 

ちょっとおかしい…と思ったら、やめておく勇気も必要です!最悪の場合は死にます!!

ダイエット用健康食品を摂取した後に健康状態を害されたと思われる場合は、早期にお近くの医療機関や保健所等に相談してください。

●ダイエット食品に使用されることがある抗肥満薬●

1 シブトラミン

ノルアドレナリンとセロトニンの再吸収阻害による中枢性食欲抑制

末梢組織での熱産生の亢進

副作用:頭痛、口渇、便秘、不眠、鼻炎 、血圧・心拍数の増加

2 オルリスタット

リパーゼ(脂肪分解酵素)を可逆的に阻害

食事中の脂肪吸収を阻害(消化管内で作用)

副作用:排便時不快感、排便回数増加、排ガス増加、脂溶性ビタミン・ベータカロチン吸収抑制

3 マジンドール

食欲中枢に直接作用し食欲を抑制

副作用:口渇、便秘、疲労感等

重大な副作用:依存症、肺高血圧症

4 フェンフルラミン、デクスフェンフルラミン

セロトニン(脳内神経伝達物質)の経路で作用する中枢性食欲抑制

重大な副作用(原発性肺高血圧症、心臓弁膜症)により市場より回収

公式には用いられていないはずだが、違反ダイエット・サプリメントにはまだ使われている

5 フェンターミン

交感神経系(血管収縮、気管支拡張)で作用するカテコールアミン系抗肥満薬

副作用:不整脈、精神神経症状→長期間投与は行われない

6 エフェドリン、エフェドラ、麻黄

交感神経刺激(アドレナリン受容体刺激-血管収縮、気管支拡張)の副作用としての食欲不振

重大な副作用:不整脈→心停止、精神神経症状

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白いんげんダイエットによる健康被害について

平成18年5月6日に放送された『ぴーかんバディ』で紹介された”白いんげんダイエット法”で、下痢や嘔吐を訴える健康被害が多数寄せられています。

白いんげんダイエット法とは、白いんげんに含まれるダイエット成分”フォセオラミン”を利用して、摂取した炭水化物の吸収を抑制を目的としたダイエットです。

ただし、この健康被害は白いんげん豆に含まれる”フォセオラミン”が原因ではありません。

”フォセオラミン”は、ダイエット食品によく使われ一般的なダイエット成分です。フォセオラミンが入っている商品は以前から多数販売されています。

今回の原因は、生の白いんげんを炒ってから使用するという方法です。

番組では自分で炒って使用する方法が紹介されたようで、そのために、白いんげんの加熱不足が原因でおこったものです。

十分に白いんげんが加熱されていれば、問題はおこりません。フォセオラミンは健康被害を与える成分ではありません。

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