ウエストのくびれをつくるポイントは『腹斜筋』です。腹斜筋はお腹の両脇についている筋肉で、上体をねじったり、横にそらせたりするときに使われる筋肉です。
上体をねじる、横にそらせる‥普段の生活ではあまりしない動作ですよね。あまり使われることがないので、筋力が衰えやすく、わき腹は脂肪がつきやすい場所です。
わき腹シェイプアップのポイントは
・腹斜筋を伸ばす
・腹斜筋の柔軟性を高める
・腹斜筋を鍛える
この3点です。
●わき腹シェイプアップのポイントその1・・・腹斜筋を伸ばす
猫背の人、姿勢の悪い人は、上体が前かがみになっているので、腹斜筋がつねにたるんだ状態になっています。
たるんだ状態では腹斜筋を使うことはできません。まず、背筋をピンと伸ばして腹斜筋もピンと張った状態でいるように、常に意識しましょう。
●わき腹シェイプアップのポイントその2・・・腹斜筋の柔軟性を高める
よい筋肉とは、強くて柔らかいしなやかな筋肉です。そして、よい筋肉を作れば脂肪をよせつけません。
筋肉を柔らかくするには、ストレッチが効果的。ストレッチで筋肉が刺激されると血流がよくなり、ついてしまったわき腹の脂肪燃焼にも効果的です。
はじめは腹斜筋を横に伸ばすストレッチです。足を肩幅くらいに開いたら、息を吸います。息をゆっくり吐きながら状態を横に倒していきます。
この時、伸ばされている腹斜筋に意識を向けましょう。
(右に体を倒していれば左の腹斜筋、左に体を倒していれば右の腹斜筋)”ちょっと痛いけど気持ちがいい”と感じるところまで行ったら、息を吸いながら元に戻ります。
痛みをひどく感じる人は無理をしないで、痛くなる手前でとめましょう。
左右3回ずつ行ってください。この時に注意する点は、腹斜筋が弱い人は上体が斜め前に行ってしまいがちです。
効果が半減してしまうので、体は真横に倒します。鏡でチェックしながらやるといいですよ。もっと効果を高めたい人は、伸ばしている側の手を上げましょう。さらに腹斜筋がストレッチされます。
そして、もっともっとストレッチ効果を高めたければ、ちょっと痛いかなと感じたところでストップしたままゆっくりと深呼吸を3回してから体を戻します。
息を吐くときに、さらに深く倒すようにすると効果は数倍アップします。こちらは慣れてきてからにしてくださいね。
いきなりやらずに、徐々に筋肉をならしていってください。今まで腹斜筋をほどんど使えていない人は、これだけで筋肉痛になるかもしれません。
筋肉痛は筋肉を使っている証拠です。痛んだ筋肉が修復されるときに筋肉は以前よりも強くなっています。
次に腹斜筋をねじるストレッチをしましょう。これはお風呂に入ったときにやるといいですよ。
湯船の中で足を伸ばせれば伸ばして、できないときはひざを曲げて座ります。まず息を吸って、ゆっくりと吐きながら状態だけを横にねじります。
息を吸いながら戻します。左右に3回づつやってください。
*ストレッチのポイントは一回にたくさんの回数をこなすことではなく、回数は少なくてもよいので、毎日続けることです。
●わき腹シェイプアップのポイントその3・・・腹斜筋を鍛える
足を横に上げる動作は、腹斜筋をつかいます。ちょっと立ってみてください。わき腹に手を当てて足を横に上げてみましょう。
足を横に上げたときに筋肉が硬くなっているのがわかりますか?何も感じない、わからない人もいるかもしれませんが、わからなくても大丈夫です。
これは腹斜筋を感じるためにやっただけです。筋力をアップさせるには、筋肉を使うことです。横足上げを暇なときにやりましょう。
ポイントは腹斜筋を意識しながら行うことです。こんなの簡単!という人は、腹斜筋だけを使って足を上げてみましょう。
足を上げる方の腰をちょっと浮かせ、足が床とふれるかふれないかくらいにします。腰はそのままの状態で固定します。
足の力をぬいて腹斜筋に力をぐっと入れてみましょう。足が動きましたか?この時足は、少し揺れるかなくらいです。
大きく動く場合は、腰を動かして足を横に上げています。これは少ない回数でも効きますが、なれないうちはすぐにわき腹が痛くなってしまうかもしれません。
ここれらの動作をやるときには、片足で立つので危ないですから、何かにつかまりながらやってくださいね。
また、ウォーミングアップとクールダウンのために、動作の前と後には必ずわき腹を伸ばすストレッチを行ってください。