簡単ではない
復縁は、ある意味、例を上げて言うなら、元に居た会社に戻る様なものと考えられるでしょう。
慣れていて、仕事内容は把握しているが、一度辞めると戻る事は非常に困難であり、良い会社だったと思い返す様になってくる。
辞めなければ良かったと感じる様になり、何故辞めたかも定かではなくなってきます。「どうして、辞めたのだろう」とため息ばかりついている。
どこか似ている様な感じを受けませんか。価値的な存在は異なるとしても、人は後悔だらけの人生を歩んでいるのです。
その時は気付ことができないからです。「気付いていれば」と誰もそう思います。ですから後悔しても良いと思うのです。故意に間違えたわけではありません。
人間誰しも間違えることはあります。ただし、会社と同様に簡単に何も無かった様に戻ることは難しいということが言えるでしょう。
そして、もし戻れたとしても、以前以上の努力が必要だということです。間違いをやり直すのですからそうでしょう。
新たに始めることとは違うのです。やり直すのですよ。これは大変です。よく会社でも言われることです。
(未経験者の方が価値観の固定が無くて良いと。)
もちろん、経験者の方が率先力になって今すぐにでも欲しい人材なのです。ですが、あえて素人を採用するケースがあることでしょう。
真っ新な方が教えやすいのです。固定観念が無いからです。
人間関係と比較して良いものかどうかとは思いますが、似た様なことが言えるのではないでしょうか。視野に入れておいて下さい。
覚悟の必要性
何故、復縁したいのか、その理由も自分の中できちんと整理して下さい。
新しい人生という手段もある中で、何故、あえて元相手と縁りを戻したいのか、ただ単に、懐かしいから、
自分のことを良く解ってくれているから、一から始めることが面倒だから、などの理由ではいけません。
それは、知っている人であれば楽でしょう。懐かしさも感じられ、愛情のような感覚にもなることでしょう。
ですが、その程度の理由でしたら、復縁することよりも、新しい一歩を踏む出した方が良いのではないでしょうか。
復縁を願う前に再度考えて欲しいのです。「なにがなんでも、以前の相手でなければいけない」理由を固めて欲しいのです。
どうしても忘れられないのでしょう。楽しかった日々を思い出すのでしょう。愛情があるのでしょう。
やはり好きであるということに気付いたのでしょう。戻りたいという気持に多数の理由は存在しないかもしれません。
愛情表現に多数の言葉は必要ない事と同様、理由や理屈では心を表すことは困難と言えるでしょう。
ただし、選択肢があるにも拘わらず、縁りを戻すということに関してはある程度の覚悟が必要ということになるでしょう。
その位、安易には考えないで欲しいということなのです。それほど、執着心があるのであれば、復縁も良いでしょう。
より深いものになることは確実です。ですが、二度は有り得ません。それだけは理解していて下さい。
もし、そのようなことがあるならば、一生、その相手と上手くいくことは無いと思って下さい。