足の臭いの原因として、水虫が挙げられます。
水虫は足白癬(あしはくせん)という病気で、白癬菌(はくせんきん)という細菌に感染することで発症します。
白癬菌は侵食スピードが非常に早いので、水虫にかかると自然治癒は望めません。
実は水虫菌そのものは足の臭いの原因ではなく、水虫にかかることで体からリンパ液が放出され、角質が湿って柔らかくなることで雑菌が繁殖して臭いの原因となります。
この足の臭い対策としては、まず水虫を完治して、足を乾燥させることに他なりません。
水虫対策としては薬局などでも売られている水虫専用の薬を使用するか、皮膚科などの専門医で治療します。
かゆみなどの自覚症状がなくなっても1ヶ月程度は治療を続ける必要があります。一番はまず水虫にならないような対策が大事です。
水虫の予防対策としては、水虫菌に触れないこと、足の指の間を離して蒸れないようにすること、足の皮膚を乾燥させることです。
水虫菌は湿度70%以上、温度20度以上が大好きな環境ですので、水虫菌が喜ぶ状況を作らないようにしましょう。
気をつけたいのが他人の水虫菌をもらってしまうことです。家族間はもちろん、スパやスポーツジムなどのバスマットや絨毯なども注意が必要です。
足に菌がついて一定期間圧力がかかると発症すると言われています。感染力が強いわけではありませんが、感染させない・しない対策は必要です。
水虫が足の臭いの直接原因ではないにしても、水虫を温床に臭いの原因菌が繁殖しますので根本的な対策が必要です。
まずは水虫にかからないよう日頃から足を清潔にしておきましょう。
ミョウバンを使った足の臭い対策
気になる足の臭い対策として、ミョウバンを利用する方法があるのをご存知ですか。
ミョウバンは薬局やスーパーマーケットなどで市販されていて、漬物をきれいに仕上げるために使われたりします。
ラーメンなどのかんすいとしても使われている食品添加物で、最近では足の臭い対策としても注目されているのです。
ミョウバンは比較的安価なため、毎日の足のケアにも気軽に使えます。使い方は、ミョウバンを水に混ぜてミョウバン水を作り、足に塗ったり霧吹きでかけたりするだけです。
実はミョウバンはヨーロッパでは古代から制汗剤として使用されていたと言われていて、足だけではなく体臭予防として広く知られていたものなのですね。
ミョウバンは水に溶けると酸性になり、皮膚表面に塗ると雑菌の繁殖を抑える働きがあります。
また、汗そのものを抑える作用もありますので、雑菌の喜ぶ環境を作りにくくなります。そしてミョウバンには臭いそのものを抑える消臭効果もあります。
ミョウバンにはさまざまな金属成分が含まれていて、臭い成分を中和すると言われています。足の臭い対策としてはいいことばかりですよね。
ミョウバン水はミョウバン50gほどを1.5リットルのペットボトルに入れて水道水でよく混ぜるだけで作れます。
ミョウバンは溶けにくいので、1日程度放置すると溶解します。中には緑茶で溶いて消臭効果を高めている人もいるようです。
いろいろな対策を工夫してみると良いかもしれませんね。
消臭効果の高い重曹
重曹には消臭作用があるので足の臭いにも効果があります。
重曹は通常、粉末状になってますのでお風呂に入れて溶かしたり、少量の水で溶かしてペースト状にして直接足の裏に塗ってもいいでしょう。
また100均などで携帯用のスプレーを購入して重曹を溶かした水を携帯しておくのもとても便利でおすすめです。
ちょっと靴を脱いだ時にシュッとスプレーしてみてください。だいぶ足の臭いを和らげることができます。
重曹スプレーの作り方
重曹はスーパーや薬局など比較的どこでも手に入りやすく、それほど高価なものでもありませんので非常にお手軽に手作りで重曹スプレーを作ることが出来ます。
重曹スプレーの作り方も非常に簡単です。コップ1杯ほどの水道水に対して小さじ1杯程の重曹をよく混ぜるだけで手作り消臭スプレーの完成です。
重曹は強い香りで嫌な臭いを消すのではなく、悪臭を中和して臭いを消してくれます。100円均一で携帯用のスプレーを売っているので利用するのもいいでしょう。
普段から持ち歩いて気になった時に靴下や靴にスプレーするだけでだいぶ足の臭いは抑える事が出来ます。