子どもの偏頭痛 / 女性ホルモンとの関係

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偏頭痛は、思春期から大人にかけて発症する例が多いのですが、実は、あまり知られていませんが、小学生の子供たちが偏頭痛に悩まされている事実もあるのです。

しかし、子どもたちの偏頭痛には、大人のそれとは様々な相違点があります。偏頭痛は、ストレスが引き金になって発症しますが、ストレスが持続しているときよりもストレスから解放されたときの方が発症しやすいという特徴があります。

大人の場合は週末に起こりやすいのですが、子どもの場合は、日々のストレスから開放される平日の学校帰りや、帰宅後に発症することが多いそうです。

一方、週末には元気であるため、不登校や怠け病と誤解されることが多くなりがちです。また体育の授業や運動後に頭痛を訴えることも多くあります。嘔吐や下痢などの腹部症状が強いことも、子どもの偏頭痛の特徴です。

偏頭痛をよく起こす子どもには、

乗り物酔いをしやすい、

喘息やアレルギーがある、

低血圧気味で、朝礼で立ちくらみを起こす、

家族、特に母親が偏頭痛持ちである

などの共通点があると言います。

子どもたちの偏頭痛の一番の原因は、「学校」にあります。

「宿題するのを忘れてしまった」、「もっと寝ていたい」、「嫌いな友達に会いたくない」等々、学校に対する様々なストレスが、偏頭痛を引き起こす原因になっていると考えられます。

子どもたちも大人同様に、様々なストレスを抱えているのですね。子どもたちも偏頭痛(=大人の病気)に悩まされているようです。

万が一、頭痛発作が起きた時は、暗い静かな部屋で休ませ、入浴・運動・マッサージは避けることが大事です。

学校で発作が起きた場合は、無理せず体育の授業を休んだり、すぐに保健室で休ませてもらったりするようにしなければいけません。

偏頭痛の疑いが強い子供の親は、あらかじめ担任や養護の先生に話しておく方がよいでしょう。

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女性ホルモンとの関係

思春期になると女性の身体は、大きな変化を遂げます。それは女性特有の生理であり、女性ホルモンの変化です。

11歳から13歳頃、初潮が始まりますが、偏頭痛を発症する女性が増えるのもこの頃からです。女性の偏頭痛には、女性ホルモンが大きく関係していることが明らかです。

女性の偏頭痛患者数は、男性の約4倍にも及ぶと言われていますし、60歳を過ぎる頃になると、女性の偏頭痛患者数が激減するという事実も、それを裏付けています。

閉経が大きく関わっているからです。女性の場合、偏頭痛を発症しているにも拘わらず、すべての痛みを生理痛と勘違いして、我慢をしている人も多く見受けられます。

様々なストレスの誘因により生理不順に陥る女性が多く、生理不順と偏頭痛、2つの症状を抱えてしまう女性もあるのです。

生理不順が原因で偏頭痛がひどくなることもあります。

現代女性は仕事などでストレスを抱えがちのため、女性ホルモンのバランスが乱れ、そのせいで生理不順になる人も多いようですが、

生理不順になると、女性ホルモンに大きく影響される偏頭痛の発症のタイミングもわかり辛くなってきます。

そのために、いつ偏頭痛に襲われるかわからないという不安から、飲む鎮痛剤の量が増えていき、結果として薬物乱用に起因する頭痛を引き起こすこともあると言います。

ある程度のストレスは誰でも抱えているものですが、偏頭痛持ちの人は、生理不順を招かないためにも、ストレスを極力溜めこまないようにしましょう。

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