ほうれい線という言葉を聞いたことがあるでしょうか？特に３０歳代以降の女性なら聞いたことがあるかもしれません。
若い女性は知らない人も多いかもしれませんが、これからのためにも知っておいたほうが良い知識です。
まず、ほうれい線とは何か疑問に思っている人のために、説明をしていきますね。ほうれい線というのは、小鼻から口元にかけてできるシワのことを言います。
小鼻の両端から、ハの字のようにできる二本の線のシワのことを、こう呼んでいます。このシワは年を重ねるごとにくっきりと刻まれていくシワなのです。
ですから、若い時は、なにもなかったのに、ある日鏡をみたら、「なに、このシワ！？」とびっくりしてしまうかもしれません。
また、年を重ねていくごとに、どんどん深いシワとなっていき、より目立っていってしまうので女性にとっては悩みの種になるかもしれません。
女性にとってシワは敵ですからね。これがほうれい線なのです。漢字で書くと、「法令線」や「豊齢線」と表わされるようです。
ちなみに、医学的には専門用語で「鼻唇溝」と呼ばれています。ほうれい線は年齢を重ねていくことで出てくるシワなので、これがあるだけで老けて見られてしまうのも事実です。
また、このシワが深く目立ってしまうことによって、より老けて見られてしまうこともあるようです。
本来、ほうれい線は年を重ねることでできるシワなので何も問題はありませんでした。
しかし、近年は「シワをより目立たなくしたい」、「ずっと若く見せたい」、「綺麗でいたい」という女性が増えてきたことから、このシワをどうにかして目立たなくしたいと思う女性が増えてきたようです。
原因を知っておこう
ほうれい線が出来てしまう原因を説明したいと思います。まず、「肌のハリや弾力の低下」があげられます。
肌のハリや弾力が失われてくると自らの重みに耐えることができなくなり、重力によって肌がたるんできます。
この時にほうれい線、いわゆるシワができてしまうのです。また同時に、「筋肉の衰え」も関係してきます。
顔の筋肉のうち、表情の変化などで使用する筋肉は、全体の筋肉のうちの２０〜３０パーセント程度なのです。
つまり、日常生活のうちでほとんどの筋肉を使用していないことになります。ですから、筋肉が低下していき、肌を支えることができなくなり、シワができてしまうのです。
この他にも、原因は様々なものがあります。ほうれい線が気になるという方の中には、実は若い方もいるのです。
年齢とともに出来るのが一般的ですが、肌が衰えていなくてもほうれい線が目立つという方がいます。
このような方の場合ですと、原因は「骨格」になります。骨格というのは個々によって大きな違いがあります。
この骨格により、筋肉のつき方も大きく変わってきます。この骨格と筋肉のつき方によって、肌の衰えがない若い方でもほうれい線ができてしまう場合があるのです。
その他にも、顔というのは、人の精神にも大きくかかわってきます。ですから、ストレスを多く抱えている人が、シワが目立ってしまうという悩みを抱えてしまうのです。
このようにほうれい線が出来てしまう原因は様々なものがあり、またひとつの原因だけでなく、様々な原因が重なって出来てしまうものなのです。