正しく保湿されていれば、浅くて目立たない状況のシワでも、お肌が乾燥することで浅いシワが深く目立つシワへと変化していってしまいます。
ほうれい線は、お肌が乾燥することによって、だんだんくっきりと、そして目立つシワへとその姿を変貌させていきます。
乾燥肌の予防は、スキンケアの基本であるクレンジングと洗顔も重要なポイントになります。
ただただ保湿ケアばかりするのではなく、自分のクレンジング方法と洗顔方法を見直してみて下さい。
例えば、クレンジングや洗顔の際、ゴシゴシ擦って洗っていませんか?洗浄力の高いものを使っていませんか?
泡立ちが悪くありませんか?この3つに当てはまる人は、どれだけ保湿ケアをしていても、乾燥肌から脱出はできません。
クレンジングも洗顔も、やさしくていねいに、マッサージするように洗うことが大切。
クレンジングの場合は、オイルは洗浄力が高いので、ミルクたクリームタイプのクレンジング料をおすすめします。
洗顔料も、保湿成分が高いものを使い、泡立てネットでたっぷり泡立ててから使いましょう。この2つを気をつけるだけで、随分と肌の状態は違ってきます。
紫外線
紫外線もお肌にとっては大変厄介な存在です。皮膚の奥深くまで侵入し、皮膚細胞を傷つけてしまうのです。
乾燥したお肌に紫外線を浴びるのは、もはや女性にとっては命取りです。シワを深くし、お肌を老齢化するばかりでなく、シミを形成する最大の要因となるからです。
長い時間、このような過酷な状態がお肌に続くと、皮膚の病気に発展してしまいます。最悪の場合は、皮膚がんになることもあります。
『女性は20歳を過ぎたら陽を浴びるな!』というようなことを耳にしたことがありますが、美しいお肌を維持するためには、まんざら間違ってはいないことだと思います。
肌のたるみ
言わずと知れた重力には逆らえません。頬の肉が全体的に垂れ下がるのは、自然の原理です。胸やおしりが垂れ下がるのと同じように、頬も加齢とともに垂れてきます。
ほうれい線のできる一番の原因は、シワと頬のたるみが原因です。顔全体の筋力が衰え、頬の重さを支えられなくなることで頬が垂れ、ほうれい線を形成していきます。
お腹や背中の筋肉が衰えてくれば、腰痛になる可能性が高くなります。顔の筋肉も同様に長い時間動かさずにいれば、自然と衰え、重力によって、垂れ下がってきます。
これにより、シワやほうれい線が進んでいくのです。
ストレスなど
生活環境の乱れは、お肌のシワやほうれい線に限らず健康を維持していく上で、いいワケがありません。
アンバランスな食生活、睡眠不足、運動不足、喫煙、精神的ストレスなどは、カラダの新陳代謝を乱す原因となります。
若いうちは、28日周期で新陳代謝が行われ、新しい細胞が生まれることによって、お肌もハリのあるみずみずしい状態が保たれます。
しかし、ストレスやさまざまな原因によって、新陳代謝の周期が乱れてくると、細胞の新陳代謝に影響を与え、結果的にシワ、シミ、にきびなどのお肌のトラブルを招いてしまうことに繋がります。