美肌・美白の敵は、加齢・食生活・生活習慣・ストレス・紫外線・ホルモンバランス・乾燥などです。
■加齢は、誰もが避けることのできないものです。
肌の表皮は、ターンオーバーにより、生まれ変わりますが、加齢とともにターンオーバーの機能は衰え、期間が延びたり、乱れたりします。
また肌の真皮のコラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸も加齢と共に生産量が減少します。
■食生活は、美肌に限らず、健康に重要です。
肌荒れや吹き出物などの肌のトラブルは、食生活が影響しているとよく言われます。
また偏食や過剰なダイエットは、美肌に悪影響を与えます。
■生活習慣は、食生活と同様に美肌に重要です。
生活習慣の乱れや睡眠不足は、美肌に限らず、健康に悪影響を与えます。
肌荒れの原因が睡眠不足だったりすることはよくあります。また喫煙や過剰な飲酒は控えましょう。
■ストレスは、美肌だけでなく、心身に影響を与えます。
ストレスは、自律神経やホルモンバランスを乱し、肌のトラブルの原因となります。
■紫外線は、美白だけでなく、美肌に悪影響を与えます。
紫外線は、日焼けの原因となるだけでなく、コラーゲンを小さく切断したり、エラスチンを変質させる酵素の分泌を促進します。また体をサビさせる活性酸素発生の一因です。
■ホルモンバランスは、女性に大変重要です。
女性の体は、約1ヶ月の間にホルモンバランスが劇的に変化します。ホルモンバランスの乱れは、美肌だけでなく、心身に悪影響を与えます。
■乾燥は、美肌に悪影響を与えます。
乾燥は、肌の一番表面にある角質層をはがします。角質層がはがれると一層肌の乾燥が進みます。つまり乾燥が新たな乾燥を生み、悪循環を繰り返すのです。
シミの原因
シミの原因には、外的要因と内的要因があります。
■外的要因には、紫外線(光老化)があります。
紫外線は、シミの主な原因だと言われています。紫外線は、シミになるメラニン色素を合成するメラノサイトを刺激し、肌の中のメラニン色素を増加させます。
メラニン色素には、紫外線から体を守る働きがあります。なお紫外線には、A波(UV-A)・B波(UV-B)があります。A波は、波長が長く、雲や窓ガラスを通り抜けます。
■内的要因には、加齢・ホルモンバランスの乱れがあります。
加齢は、シミを垢として排出するターンオーバーを遅らせたり、乱したりすることにより、肌の中にメラニン色素を沈着させます。
ホルモンバランスの乱れは、プロゲステロン(黄体ホルモン)などの分泌に影響を与えます。
プロゲステロンには、シミになるメラニン色素を合成するメラノサイトを刺激し、メラニン色素を増加させると言われています。
なおシミの原因には、上記以外に食生活・生活習慣・ストレス・睡眠不足・喫煙・冷え性・活性酸素・遺伝などがあります。
シミ対策
シミ対策には、シミ予防とシミ治療があります。
■シミ予防では、紫外線対策(UVケア)が重要です。
紫外線対策には、日焼け止めや日傘・帽子があります。またシミを防止する美白化粧品もあります。
美白化粧品には、厚生労働省が認めた美白成分アルブチン・コウジ酸・ビタミンC誘導体・トラネキサム酸・ルシノール・ハイドロキノン・エラグ酸・プラセンタエキス・カモミラET・リノール酸S・t-AMCHA(t-シクロアミノ酸誘導体)・グラブリジンなどが含まれています。
■シミ治療には、病院の治療があります。
厚みのないシミは、美白化粧品で消せる場合がありますが、厚みのあるシミは、病院の治療が必要になる場合があります。
病院の治療には、レーザー・IPLフォトフェイシャル・ケミカルピーリング・トラネキサム酸(経口薬)・ビタミンC(経口薬)などがあります。