タルミの原因には、内的要因と外的要因があります。
■内的要因には、加齢・女性ホルモンがあります。
加齢が進むと肌の真皮の約70%を占めるコラーゲン・コラーゲンの網目状構造を支えるエラスチンの生成量が減少したり、変質したりすることにより、 肌のハリや弾力が失われてタルミになります。
また加齢が進むと顔の表情筋が衰え、重力に逆らえず、肌が下がってタルミになります。なお表情筋は、真皮層に直接くっつき、肌の土台となっています。
女性ホルモンは、コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸の生成に関係しています。しかし女性ホルモンは、20代から30代前半をピークに減少します。
なおヒアルロン酸は、コラーゲンとエラスチンを埋め尽くすようにゼリー状に存在し、水分を保持しています。
■外的要因には、紫外線(光老化)・乾燥があります。
紫外線は、コラーゲンを小さく切断したり、エラスチンを変質させる酵素の分泌を促進されます。
コラーゲン切断されたり、エラスチンが変質すると肌のハリや弾力が失われてタルミになります。
乾燥すると肌の角質層が乾き、剥がれて隙間ができます。隙間ができると表皮の水分が蒸発し、肌の水分保持力の低下してタルミの原因になります。
タルミ対策には、タルミ予防とタルミ治療があります。
■タルミ予防では、紫外線対策(UVケア)が重要です。
紫外線対策には、日焼け止めや日傘・帽子があります。
■タルミ治療には、病院の治療があります。
病院の治療には、IPLフォトフェイシャル・フォトRF・フラクセル・ポラリス・サーマクール・フェイスリフト・脂肪注入・ヒアルロン酸注入などがあります。
クスミ・原因と対策
クスミの原因には、内的要因と外的要因があります。
■内的要因には、加齢・血行不良があります。
加齢が進むと肌のターンオーバーが乱れ、古い角質が堆積し、肌が厚くなります。肌が厚くなると艶や透明感を失い、老廃物も溜まり、肌のトーンが暗くなってクスミになります。
血行不良になると血液循環が悪くなり、毛細血管のヘモグロビンが減少し、顔色が冴えなくなったり、肌がくすんで見えたりします。
■外的要因には、乾燥・酸化があります。
肌が乾燥すると肌がかさついたり、キメが乱れたりすることにより、肌の表面が凸凹になります。
肌の表面が凸凹になると光が均一に反射せず、乱反射することにより、肌 がくすんで見えたりします。肌の余分な皮脂が空気に触れ、酸化されると肌が黒く、くすんで見えたりします。
なおクスミは、医学用語ではなく、一般的に肌の透明感や明度の減少・黄ばみの増加などを表します。
クマは、目の下のクスミがはっきりした状態です。目の下の皮膚が薄い為、皮下組織の状態が色となって表れやすくなります。
クスミ対策には、クスミ予防とクスミ治療があります。
■クスミ予防では、血行の促進・肌の保湿が重要です。
血行の促進には、運動や入浴などがあります。肌の保湿には、化粧水・乳液・クリームなどがあります。なおクスミ予防では、バランスのよい食生活や規則正しい生活も重要となります。
■クスミ治療には、病院の治療があります。
病院の治療には、レーザー・ケミカルピーリング・イオン導入などがあります。