欧米では日本より早くからコエンザイムQ10をサプリメントとして服用され、特にアメリカでは人気NO.3に入る素材です。
そして2001年以降、ようやく日本でもコエンザイムQ10をサプリメントと して摂取できるようになりました。
現在ではたくさんのコエンザイムQ10製品が販売されております。しかしそうした商品がすべて同じではなく、またなかには紛らわしいものもあります。
そうした中、何を選べばいいのかわからない方も多いはずです。そこで私は本当のコエンザイムQ10のチカラを伝えたくここで選び方のポイントを挙げてみました。
効率よくコエンザイムQ10を吸収することが大事
■ 錠剤よりもソフトカプセル
コエンザイムQ10のサプリメントには、主にソフトカプセル、ハードカプセル、錠剤、顆粒、ドリンクなど色々などの種類があります。
しかし、本来脂溶性(水には全く溶けない)のコエンザイムQ10を体内に効率よく吸収させるには、やはりあらかじめ油に溶かし込んでカプセルに詰め込んだソフトカプセルのものが一般に吸収性が高いです。
■ コエンザイムQ10以外の成分が多く配合されていない
脂溶性のCoQ10が水溶性のビタミン類等と一緒に同じカプセル内に配合されるとCoQ10の吸収力が低下したり、またはその物質によっては安定性が悪化することもあります。
その為色々なビタミン類を服用するなら別々に摂るのが理想的です。
■ コエンザイムQ10がオイルによく溶かし込んであるか
コエンザイムQ10はあざやかなオレンジ色の結晶状の固体で約50℃で溶けて赤色の液体となり、常温に戻れば再びオレンジ色の粉末になります。
しっかりとオイルに溶け込んでいるかがポイントです。ツブツブがまだあるようではまだ充分に溶け込んではいない。
注意すべきコエンザイムQ10含有量表示
■ 一粒にどれ位コエンザイムQ10が入っているのか
まず気を付けなければならないのはCoQ10の含有量が何を基準にしているのかということである。
一粒当たりか、一日当たりの量か、中には一箱当たりの量で表示しているものまであります。CoQ10の表示はあるが含有量表示がないものはもう論外でしょう。
一粒当たりの含有量がどの位かは最低限チェックすべきでしょう。※もっとも最近では含有量を実際よりも多く表示して販売している商品もあり要注意です。
■ 「コエンザイムQ10包接体」とは何?
もうひとつ紛らわしいのは、「CoQ10包接体」として含有量表示している場合です。
これは、γ-シクロデキストリン(環状オリゴ糖)の中にCoQ10を包み込んだもので、CoQ10自体は全体量のわずか2割です。
(この包接体は、独ワッカー社がほぼ独占的に供給しており、同社のCoQ10配合率が20%なのです。)
つまり100mgと表示されていれば、CoQ10の量は20mgしか含まれていないことになります。
またさらに同社いわく「包接体の名をかたった配合率5%の商品もあった。」との事です。やはり要注意です。