こだわりのコエンザイムQ10についてもっとよく知りたい!そんなあなたの質問・疑問をここで解決します。
A) コエンザイムQ10(CoQ10)は、色々な呼び方をされます。
「CoQ10(コーキューテン)」、「補酵素Q10」などと呼ばれます。
また「ユビキノン」「ユビデカレノン」もコエンザイムQ10(CoQ10)と同じ物質で、これが還元されたものを「ユビキノール10」といいます。
A) コエンザイムQ10(CoQ10)は、ビタミン類ではなく、エネルギー生産を助ける「補酵素」です。
時にコエンザイムQ10(CoQ10)を「ビタミンQ」と呼ぶことがありますがそれはコエンザイムQ10(CoQ10)の持つ作用が、ビタミンの持つ作用と似ているためで、実際にはビタミン類には属しません。
ビタミンの定義とは、「体内で作られることがないために食物から摂取しなければならない栄養素」ですが、ヒトは体内で自らコエンザイムQ10(CoQ10)を生合成できます。
この点からもコエンザイムQ10(CoQ10)がビタミンではないことがわかります。
A) コエンザイムQ10(CoQ10)には「酸化型」と「還元型」の2種類があります。
「酸化型コエンザイムQ10」はオレンジ色の物質で、こちらが一般に「コエンザイムQ10」と呼ばれているものです。
サプリメントに含まれるコエンザイムQ10も、酸化型です。これらの酸化型コエンザイムQ10を摂取すると、小腸で吸収され、無色の「還元型コエンザイムQ10」に変化します。
このように体内では主に還元型で存在します。
A) 実はコエンザイムQ10(CoQ10)の量産化に最初に成功したのは日清ファルマ。
次いでカネカ、旭化成ファーマ、三菱ガス化学、コエンザイムQ10(CoQ10)の生産方法を確立しました。
現在ではこの4社のみで世界のCoQ10需要のほぼ100%を供給しています。
A)オレンジ色の結晶状の物質で、無味無臭です。
実際にサプリメントを服用してみて臭いが気になる場合がありますが、それはサプリメントに含まれたコエンザイムQ10(CoQ10)以外の成分の臭いで、コエンザイムQ10(CoQ10)自体はあくまでも無味無臭の物質です。
また脂溶性なので油には良く溶けますが、水には溶けないという性質をもっています。このことから油分の多い食事をとった後に摂取するのが吸収率を高める方法といわれます。
熱に対しては、約50℃で溶けて赤色の液体となり、常温に戻ればオレンジ色の粉末になります。また光に対しても、弱く長時間当たると変質してしまいます。
A) 日本では1974年から医薬品として、うっ血性心不全の治療薬として使われてきました。その後1991年薬局で自由に買える薬剤として認められました。
しかし用法、用量は医薬品の基準、1日30mgに従わなければなりませんでした。
そして2001年、厚生労働省によって健康食品として認可され、サプリメントとして誰でも自由に摂取できるようになりました。
A) 最近コエンザイムQ10(CoQ10)にビタミンなど、様々な栄養素が配合されているサプリメントが市販されています。
これは多種類の栄養素を一度に摂取できるため便利ですが、純粋にコエンザイムQ10(CoQ10)だけのサプリメントに比べて作用が劣ることは歪めません。
これらをふまえて目的にあったサプリメントを選びましょう。
A) 安全性は充分に確認されているのと、もともとヒトの体内にある物質なので副作用はまず心配ありません。
A) 1950年代、英国のリバプール大学でモートン教授らが生体の組織に普遍的に存在するキノン構造の物質を発見し「ユビキノン」と命名しました。
1957年、米国のウイスコンシン大学のクレイン教授らが牛の心臓のミトコンドリアから「エネルギー産生に不可欠な物質」を発見し「コエンザイムQ10」と名づけました。
翌年にコエンザイムQ10とユビキノンは同じ物質であると判明しました。
A) 吸収率は人それぞれ全く違い、吸収率がよい人と悪い人とでは5倍も差があるともいわれています。
吸収を良くするためにも、なるべく油分を含んだ食事の後に摂る様にしましょう。
A) 体内に入るとまず胃を通り、腸管に入ります。そこで胆汁酸や脂肪酸により乳化され、次にリンパ管を通って吸収され血液に乗って各細胞に運ばれます。
A) 血液中のコエンザイムQ10(CoQ10)の濃度が、最も高い状態になるまで服用後約6時間かかりますので、飲んですぐに効果が現れるわけではありません。
A) 実際に吸収される量は、摂取した量よりも少なくなるのは本当です。なるべく吸収をよくするためにも摂取の仕方には注意が必要です。
A) もともとヒトの体内にある物質なので基本的には心配いりませんが、子供や妊婦が摂取する場合には、必ず医師や薬剤師に相談してください。
A) コエンザイムQ10(CoQ10)を止めると、1週間位で血中濃度が元のレベルに下がってしまうことが確認されています。
従って、止めた1週間後位から服用していた時と比べて疲れを感じやすくなることがあるかもしれません。
しかしこれは病気になったということではなく、服用前の体に戻ったということですからリバウンドとは違います。