禁煙外来

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禁煙をしようと思い立ち、それ以降すっぱりとやめることができたという人に、あまり出会ったことがありません。

だれもがそのように簡単に禁煙できればいいのですが、なかなかそうはいかないものなのです。

どうしても喫煙の習慣から抜け出せないという人、もしくは持病があり、禁煙によるストレスなどの体調変化に不安があるという方は、一度禁煙外来を訪れてみてはいかがでしょうか。

これはタバコをやめたい人専門の外来で、以前なら禁煙にかかる費用は全額個人負担でしたが、今は基準内であれば健康保険の適用も受けられます。

その基準についてお話しましょう。禁煙外来を受診するにあたっては、いくつかの条件提示があり、それらを満たした人だけが治療を受けられることになっています。

まず、禁煙は自らが望むものでなくてはなりません。本人に内緒であったり、無理強いすることはできません。

これには、本人による治療の承諾書が義務づけられています。

それにつけ加え、ニコチン依存症であるかどうかの診断テストで、5点以上当てはまった人、喫煙年数×1日の喫煙本数が200点以上あることなどが条件としてあげられています。

また、禁煙外来の健康保険適用には制限があることも注意点として覚えておきたいところです。

禁煙外来の治療で保険が適用されるのは5回目までです。だいたいにおいて、初回、2週目、4週目、8週目、12週目で経過を見ます。

これがちょうど5回です。つまり、3ヶ月弱の間に禁煙できないと、その後の治療は保険適用外となるわけです。

禁煙を行なった場合、人は4週間後には、その離脱症状からほぼ開放されると言われています。

12週目には、禁煙が原因で起こっていた空腹感が収まるころですので、治療がスムーズに進むと5回で充分な効果があるのです。

禁煙外来の治療では、ニコチンガムやニコチンパッチでの禁煙法や、ストレスなどを緩和する精神面での支援が受けられます。

中には成功率が6割を超えるところもあり、自力で行なう禁煙よりも確実な結果が得られます。

さて、そんな禁煙外来は、いったいどの病院で受診できるのでしょうか。これにはネット検索が役立ちます。

禁煙外来は開始されたばかりの新しい専門科目で、禁煙を希望する人も増えてきていることから、こうしている今も新しくどこかの病院に開設されたているかもしれません。

近くにないとあきらめないで、検索してみることをおすすめします。

気になる診察費用は、病院によって違いがありますが、おおむね5回の通院で1~2万円(健康保険3割負担の場合)ほどかかります。

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