健康食品・たんぱく質。生きるための必須栄養素。体内の筋力や臓器などの構成成分です。生命維持に欠かせない、身体の基礎となる栄養素です。
不足すると・・・⇒病気やけがに対する抵抗力が弱まる。スタミナがなくなる。皮膚の老化進行。髪が痛みやすい。
【多く含む食品(必要量をとる場合の目安)】
ごはん(2100g),納豆(330g),牛肉バラ(310g),ロースハム(340g)
たんぱく質は多くのアミノ酸の組み合わせによって出来ています。その中でも、人体ではほとんど合成できないアミノ酸が8種類あります。また、他のアミノ酸も合成できたとしても、身体の要求に間に合わないため、つねに食物から摂取する必要があります。
イソロイシン⇒神経機能の補助や筋肉の強化作用など
ロイシン⇒肝臓の機能を円滑化する
リジン⇒身体の組織を修復し成長に関与する
メチオニン⇒抗うつ症状の治療に即効性を持つ
フェニルアラニン⇒抗うつ症状を解消し、気分を高揚させる
スレオニン⇒成長促進と脂肪肝の予防
トリプトファン⇒神経安定・睡眠・鎮痛の効果を持つ神経の原料
バリン⇒成長や血中の窒素バランスを調整する
子供は体内で合成できないので食物から摂取しなければならない必須アミノ酸
ヒスチジン⇒成長に関与し神経機能の補助をする
アルギニン⇒成長ホルモンの力で免疫力を高め筋肉を強くする
糖質(炭水化物)
健康食品・糖質
脳や、神経に届く速効性のエネルギー源です。体温維持にも欠かせません。
不足すると・・・⇒疲労。集中力の低下。免疫力の低下。体力の低下。
【多く含む食品】
スパゲッティー(乾),グラニュー糖,はちみつ,さつまいも
糖質の種類
・単糖類⇒
「ブドウ糖」「果糖」などが代表的な単糖類です。ブドウ糖」は自然界に最も多く存在する糖です。
血液中にも血糖として約0.1%含まれます。「果糖」は、はちみつに多く含まれ糖類の中で最も甘味を示します。
・ニ糖類⇒
「麦芽糖」「砂糖」「乳糖」などがあります。
・多糖類⇒
構成糖類が数百から数千個結合したもので、穀類やいも類に多く含まれてエネルギー源となるデンプンなどがあります
脂質
健康食品・脂質
質と量を考えて取りたい。油分摂取を断つと皮膚や腎臓などに障害が起きる場合があります。
高エネルギーであることから、敬遠されがちな脂質ですが、細胞膜・血液・ホルモンなどの原料になり、脂溶性ビタミンの吸収をよくします。
不足すると・・・⇒体力の低下、やつれる、肌がカサつく、便秘がち
【多く含む食品】
植物油,ラード(豚脂),マーガリン,マヨネーズ
☆「飽和脂肪酸」に気をつけよう☆
飽和脂肪酸は、身体の中で糖質と脂質(主に肉類などの動物の脂肪)から合成されます。
魚などを主とした和食中心だった日本人の食事が欧米化並となり、肉などを多く食べるようになったため飽和脂肪酸の摂取も増加しています。
過剰摂取になると、コレステロール・中性脂肪を増やし、血液を流れにくくなります。
その結果「動脈硬化」「脳出血」「貧血を起こしやすい」「血液の粘度が高くなる」という症状になりやすくなります。