生活習慣病は、1996年、従来の「成人病」に代わる名称として導入された名称で、医学用語ではなく便宜的に使われる用語です。
【生活習慣病といわれる病気】
高脂血症、高血圧、糖尿病、高コレステロール、動脈硬化およびそれによって引き起こされる病気(虚血性心疾患、脳血管障害、網膜症、狭心症など)、高尿酸血症(痛風)、骨粗鬆症、脂肪肝、胆石症、ガン、脳卒中
なお、平成9年の統計では生活習慣病が占める死亡原因の割合は実に63.8%にも上っています。
ちなみに、この「生活習慣病」という名称には、「生活習慣の改善によって積極的に病気の予防や治療を行う」という期待が込められているそうですので、ある意味では、サプリメントと同じコンセプトから生まれた名称と言えます。
■原因は
生活習慣病にはさまざまな病気がありますが、総合的には肥満を原因とするものが多いようです(高脂血症、高血圧、糖尿病など)。
これらに共通することは、初期段階ではまったく自覚症状がないこと、そして、そのまま対処しないでいると非常に危険な病気であることです。
その他、「遺伝的要因」はもちろん、「運動不足」「不規則な生活」「食生活(栄養不足・栄養バランスの偏り)」
「喫煙などによる活性酸素の増加」なども、生活習慣病の原因に挙げられています。
■予防は“生活習慣の改善”から
生活習慣病の予防には、一にも二にも、毎日を健康的に過ごすことが大切です。シンプルですが、よく食べて、よく身体を動かして、よく眠ることが、やはり基本ではないでしょうか。
まずは「適度な運動」「食生活の改善」「疲労・ストレスを翌日に持ち越さない」ことを心がけるようにしましょう。
なお、栄養補給の基本は食事からですが、それだけではどうしても不十分な面もありますので、必要に応じてサプリメントなどを積極的に利用したほうが、より高い予防効果が得られるでしょう。
【 腸をキレイにする 】
フラクトオリゴ糖
【 血液をサラサラに 】
EPA、DHA
【 脳の血流を促進 】
イチョウ葉エキス
【 免疫力をUP 】
マイタケ、アスタキサンチン
●糖尿病 ■どんな病気?
糖尿病は、インスリン不足により、体内組織でブドウ糖を取り込んで利用できない状態、または、肝臓からのブドウ糖の放出が抑制されない状態によって、
結果として「血糖値(=血液中に含まれるブドウ糖の値)」が高くなってしまう病気です。
一般的に、空腹時の正常血糖値は60〜110mg/dL程度とされていて、現在、日本にはこの数値を超えている人(糖尿病患者とその予備軍)が、なんと約1370万人もいるのだそうです。
厚生労働省・国民栄養調査より)また、糖尿病は自覚症状がない病気ですので、定期検診などによる早期発見、対処がとても大切な病気の一つです。
■原因は?
肥満、運動不足、ストレスが糖尿病の三大要因と言われ、特に、ストレスは発症に大きく影響していると考えられています。
もちろん、食べすぎや飲みすぎなども糖尿病への第一歩となってしまうので、そうした毎日の生活の中での注意が必要です。
■なってしまうと?
糖尿病の怖さは合併症にあります。高血糖による体内組織の変化、免疫力の低下によって引き起こされ、中でも三大合併症と呼ばれているのが、
「糖尿病網膜症(視力低下・白内障・失明・網膜はく離)「糖尿病性腎症(腎不全・人工透析)」「糖尿病性神経障害(下肢疼痛・しびれ、吐き気など)で、
ほかにも糖尿病性昏睡、血管障害、壊疽などを引き起こします。
◆Attention!
最近は20代、30代でも高血糖の方が増えているそうなので、年代を問わず、意識的に毎日の食生活や運動などに配慮することが大切です。
■糖尿病にならないために!
糖分、脂肪分の多い食品、カロリーの高い食品の食べすぎは注意です。特に、近親者に糖尿病の人がいる場合は、さらに注意が必要です。
暴飲暴食&肥満は、最も糖尿病になりやすい状態と言えます。とにかく、糖尿病予防には、バランスのよい食生活が第一です。
肉類中心の食事をしている人は、魚や野菜も意識的に摂るようにしてください。
また、食物繊維も、血糖値の上昇の緩和や、血中コレステロール量を下げる働きがあるので、十分に摂っておくとベストです。
■注目のサプリメント
脂肪分を分解して血液をサラサラにするEPA/DHAや食物繊維、また抗酸化物質であるベータカロチン、ビタミンE、アスタキサンチン、その他、ストレスなどで減少するビタミンB群も必須栄養素と言えます。