大豆イソフラボン Soy Isoflavones

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大豆イソフラボン Soy Isoflavones

◆更年期障害の諸症状の緩和
◆がん予防
◆骨粗鬆症
◆シミ・シワ予防

大豆胚芽(胚軸部分)に多く含まれている成分で、ポリフェノールの一種。イソフラボンは、豆腐や納豆などの大豆製品にも含まれています。

成分は、「ダイゼイン」「ゲニステイン」「グリシテイン」等、12種類が確認されています。女性ホルモンである「エストロゲン」と化学構造が類似し、体内で似たような働きをするため、『植物由来のエストロゲン』とも呼ばれています。

イソフラボンは、身体の中で女性ホルモンが減少している時は補い、逆にホルモン過剰時には作用を減弱させる働きをすることが確認されています。

頭痛、肩こり、イライラ、不眠、のぼせ、顔のほてりなどなど、いわゆる更年期特有の不快な症状は、40代後半ごろから、女性ホルモンの分泌が減少することが原因で起こります。

イソフラボンは、女性ホルモンと似た働きをするため、閉経後に減少し続ける女性ホルモンに、バランスを崩さないよう補い、更年期の症状を緩和するとのことです。

ちなみに、日本人は西欧人に比べると、大豆製品をたべることが多いので、更年期の症状が軽減されているという報告もあります。

乳がんの要因の一つとして、女性ホルモンが過剰となり刺激し、バランスが崩れることにあると言われています。

イソフラボンを体内に送り込んであげることによって、ホルモンバランスが整い、乳がんの予防につながります。

また、男性の前立腺がん予防にもイソフラボンは有効的といわれています。

実は、男性の身体にも女性ホルモンが存在していて、通常は男性ホルモンと女性ホルモンが、互いに反発しあうように働いています。

しかし、前立腺ガンの場合には、男性ホルモンが悪化する(刺激する)方向に働くので、ここに逆の作用をする女性ホルモンが加わることで、その発生や進行を遅らすことができるとのことです。

骨は、3ヶ月から約1年の周期で生まれ変わります。

しかし、身体がカルシウム不足を起こすと、骨の中のカルシウムがどんどん溶け出してしまい、スカスカの骨になってしまいます。

スカスカの骨になる、いわゆる「骨粗鬆症」になってしまうと、ちょっとしたことで骨折してしまったり、年をとってからの骨折では、それが原因で寝たきりなったりということもおこりえます。

また、日本人はカルシウムの摂取量が少ないと言われてます。

だいたい30歳までにカルシウム、マグネシウム、ビタミンをしっかり摂取し、骨密度を高めておくことが大事です。

40歳以降はカルシウムが骨から溶け出るばかりなので、いかに、骨密度を低下させないようにするか、というのが大切です。

そこで、イソフラボンはその骨からカルシウムが溶け出すのを抑制する作用があります。

特に女性は、女性ホルモンが減少する閉経期に、急激に骨密度が低くなりますので、イソフラボンを摂取することでスカスカ骨の予防となるようです。

女性ホルモンの分泌が急激に減少する40代後半〜50代にかけて、肌のハリがなくなり、たるみやシミ・シワが増えてきます。

これは、お肌に欠かせないコラーゲンの合成が低下しておこります。

実は、コラーゲンの合成と女性ホルモンの分泌が関係していて、ホルモンの分泌が減ると、コラーゲンの合成も低下するのとのことです。

ですから、若々しくハリのあるお肌でいるためにも、イソフラボンは必要な栄養素と言えるでしょう。

その他、悪玉コレステロールを減らす働きがあるため、動脈硬化や心臓病のリスクの軽減が期待できるとのことです。

最近の食生活を考えると、大豆料理が減っているようなので、特に女性の方は、できるだけ毎日の食事で大豆製品を摂るようにし、

不足している分は、さらにサプリメントでイソフラボンや、一緒にカルシウムなどを補ってあげると良いでしょう。

更年期の症状緩和や動脈硬化などの予防効果があるホルモン補充療法を長期間続けることによって、乳がんなどの危険を高めるとして、米国立保健研究所(NIH)が、大規模臨床試験を中止すると発表されました。

以前より、発がんリスクが高いと言われていたホルモン療法から、がん細胞を抑制するといわれている、「イソフラボン」にかえてみるのもいいのではないでしょうか。

女性ホルモン(エストロゲン)に似た働きをするため、胎児の生殖機能や甲状腺に異常を来たすと言われております。

妊娠中にイソフラボンを摂った場合、胎児の脳の発育や、生殖機能に障害が起こることも考えられるとのことです。

ですので、メーカー側の注意事項に記載されていますように、妊娠中・授乳中の方は摂取しないようにしてください。

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