PABA パラアミノ安息香酸
◆健康な皮膚に
◆火傷の痛みを緩和
◆白髪予防
◆日焼け予防
PABAとは“Para-aminobenzoic Acid”、ビタミンB群の一種で、パラアミノ安息香酸とも呼ばれています。
あまり知られていないビタミンですが、食品では、肉類、穀類、に多く含まれている水溶性ビタミンBコンプレックスのひとつです。
PABAはお肌の老化予防や美肌にもかかせないビタミンなのです。太陽光線から体を守り、日焼けやシワ予防、また白髪予防で最近注目されています。
このPABAは、葉酸の構成成分で、体内でPABAが不足すると葉酸合成が進まず、貧血ぎみになるとのことです。その他では、成長の促進に関わるタンパク質の合成がうまくできなくなってしまいます。
PABAは、葉酸やパントテン酸と一緒に摂取することによって、白髪や、色が薄くなりだした髪の毛に大きく作用するようです。
髪の毛の色をもとに戻すという実験結果もあるようですのでPABAを摂取することで、手のかかる白髪染めの回数が減るかもしれません。
その他、シワを防止するという作用もあるようです。また、紫外線から皮膚を守る特性で、皮膚がんのリスクを低下させるとして注目されています。
なお、日焼けをしてしまってからも、ダメージを受けた肌を早く回復させる作用もあります。
上記でご説明したようにPABAはビタミンB群です。
ビタミンB群の多くが腸内細菌によって合成されているように、PABAも腸内で生成されます。
なんと、生成されるだけではなく、腸内細菌の“善玉菌”を増やす働きがあるとのことです。
肉食中心の食生活の欧米化に伴い、日本人の腸内も悪玉菌が増えに増えています。悪玉菌が増えるということは、腸の働きが悪くなり便秘になってしまう・・・。
便秘になると、老廃物が腸に溜まっていくので肌にも悪く、病気になりやすくなり、老化の原因にもなります。
その他には、イライラや倦怠感がつのる時や不眠でお困りの時に、これらのストレスに対して抵抗力を高めるといわれる、
パントテン酸の吸収をPABAが助けて、ストレスに対抗する副腎皮質ホルモンの生成を促すとのことです。
水溶性のビタミンなので、サプリメントで摂るときは、ゆっくり腸内で溶ける「タイムリリース加工」がされているもので摂取するとさらに有効的です。
また、多く摂取しても体外に排出されやすいという特徴があります。