大人ニキビに似た肌疾患である、『酒さ性ざ瘡(しゅさせいざそう)』をご存知でしょうか。
大人ニキビとは、一般的には『尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)』と呼ばれているもので、ストレスや生活習慣などが影響していると言われています。
ところが、酒さ性ざ瘡の場合、はっきりした原因は不明ですが、特に白人、男性に多いと言われ、アルコール依存症の方に多く見られる疾患です。
初期症状としては、かゆみを伴わないうっ血して赤くなった状態が鼻やその他顔面にでます。
次に、顔全体に小さい吹き出物が広がり、化膿するものも現われます。
さらに悪化すると、鼻が赤くなり、硬くなって変形するなどの症状となります。
早期に治療すれば、変形することは少ないようですが、長期治療が必要となるようです。
環境の変化
大人ニキビは、チョットした環境の変化で起こります。
人間の身体というのは、些細な変化にも敏感に反応しストレスを感じるのです。
ストレスはホルモンのバランスを崩し、皮脂分泌が異常に働いて大人ニキビの原因となります。
例えばタバコを吸っている方などは要注意。活性酸素というニキビの原因にもなる肌の大敵を自ら取り込んでいるからです。
大人ニキビは、顔周辺だけでなく、胸や背中などにも出来ます。
特に首やデコルテ周りにできるニキビは大人ニキビの代表格。ホルモンバランスの乱れが大きく影響しています。
また、身体が冷えると血流やリンパの流れが滞り、代謝が悪くなってきます。
そうすると、肌のターンオーバーも乱れ、大人ニキビが治療をしても一向に改善しないということにもなりかねません。
オフィスの空調なども冷え、そして大人ニキビの原因になります。
今一度身の周りの生活環境を見直してあげましょう。