日本人男性のセックスツーリズムでのHIV感染について | Quality Of Life

日本人男性のセックスツーリズムでのHIV感染について

日本でのHIVの感染はかつては海外からの感染が多かったのに対し、近年では国内での感染が増加しているとはいえ、現在でも日本人男性が海外での買売春を通じてHIVに感染するという事例は後を絶ちません。

東南アジアの国々などを中心に、日本人男性が海外でHIVに感染することを防げないのはどうしてなのでしょうか。

先進国で暮らしている私たち日本人ならば、ある一定の年齢になればコンドームに病気を予防する効果があることは当然知っています。

また、タイなど東南アジアの国々でセックスワークをしている女性の多くがHIVに感染しているということも、ほとんどの人は知っているはずなのです。

それにも関わらず、主に買売春を目的にこれらの国々に渡航するいわゆるセックスツーリズムをする男性が後を絶たず、また実際にHIVに感染してしまうケースも後を絶ちません。

その原因には、タイなど東南アジアの国々のセックスビジネスの多様さが、日本人男性の冷静な判断力を低下させている可能性があると私は考えています。

旅先というのは、ただでさえ開放的な気分になり、何かはめを外したくなったりするものです。

そこにお酒などが加われば、ちょっとした冒険をしたくなる気持ちも分からなくはありません。

また、日本に比べて東南アジアの国々ではセックスビジネルのあり方が多様で、たとえば売春宿やセクシーマッサージ店といった明かな風俗店の他にも、

一般のマッサージ店やレストラン、カラオケ店やディスコなどにセックスワークをする女性が働いていることがあります。

場合によっては宿泊しているホテルそのものに、セックルワーカーの女性が待機をしているケースもあるのです。

売春宿やセクシーマッサージ店で働いている女性に対しては、警戒心を持っていても、レストランやホテルで知り合った女性と性行為に及ぶことになった場合、

たとえ、そこに金銭関係があったとしてもセックスワーカーの女性ではないのだからと警戒心が緩むということがあるようなのです。

これは、大きな間違いです。国が違えば文化も違うのだということをしっかりと理解して、冷静に対応しなくてはなりません。

レストランにいようと、ホテルにいようと、金銭を介して体の関係を持つ女性はセックスワーカーだということです。

また、仮にその女性が本当にセックスワーカーでなかったとしても、HIVの感染率も高い国の初対面の女性とセックスをするのに、コンドームを使用しないというのは、あまりに無防備すぎます。

中には自分は処女だから安心だというようなことを営業トークにして、値段を吊り上げるようなケースもあるようですが、自分の体を守れるのは自分だけだということを肝に銘じてほしいと思うのです。

私が仕事でタイに訪れた時、歓楽街のコンドーム販売機に「わが国の売春婦のほとんどがHIVに感染しています」と英語で書かれたステッカーを見かけたことがあります。

そもそも、海外にまでセックスツーリズムに出かけるというところからして、HIV感染防止という見地に立ってみればどうかしているとしか言いようが無いのですが、

どうしても出かけたいと思うならば、自分の身は自分で守ること、コンドームをどうしても使いたくないというならば命をかける覚悟で行くことです。

また、HIVに感染するということは、あなたが感染源になる可能性もあるということで、あなた1人の問題ではないというところもよくよく考えてほしいと思います。