本を捨てよ、FXでデイトレードに挑むのはその後だ

今はFXブームです。一般の書店にも、デイトレードで誰でも簡単に勝てるFX、といった内容の薄い本がどんどん並ぶようになりました。

ですが、これらの本をきかっけに甘い考えでFXに参入してきた人は、その本の通りに簡単ではないと知るのはFXを初めた直後です。

スワップ運用となると話は別ですが、本を頼りにデイトレードに挑むのは、実際には難しいのです。理由は簡単です。

誰でも簡単に勝てるという本の内容が現実的でない場合ももちろんありますが、それ以上に問題なのは、過剰に相場に対して期待してしまっているために起こります。

期待が大きければ、その分負けを受け入れにくい下地が出来ているはずです。

そして実際には、損切りできない、相場に張り付いていないと安心できない、

ずっとポジションを持っていないと損をしているような錯覚に陥るなど、不安定な精神状態を構築してしまうのです。

メンタル面が揺れてしまします。そして損失を被った場合には、新しい本を探しに出かけてしまうことでしょう。

こうなってくると、今度は誰でも簡単に勝てるがうたい文句の情報商材に手を出してしまい、手法収集家と化してしまうこともありえます。

そうなる前に、歯止めをかける必要があります。

もちろん、良書もたくさん存在しますが、残念ながら、人は自分のレベルに見合った本としか出合うことはせきません。

デイトレードに挑戦するというのであれば、それなりの心構えが必要です。

デイトレは手法よりも、精神面が大きくトレードに影響します。

自動売買であってもシステムを信用できなくなることはありますから、自分のトレード方法とじっくり向き合うことの方が、100冊本を読むよりも重要です。

100冊の本に書かれた損切りを、実際に実行できるかどうかは、トレードする人の心構えによるのです。どんな優秀なロジックも、実行できなければ意味はないのですから。

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