お気に入りのテクニカル指標を見つけると、同じものをずっと使いたくなりますよね。同じものを使い続けるのはとても良いことです。
自分のものにすればそれだけ勝率がアップしますからね。しかし、テクニカル指標を使っていて「騙し」に遭ったことはありませんか?
買いのサインが出たので買ったら、その直後にレートが下落していったこと、またはその逆もありますよね。
ではなぜテクニカルサインに騙されてしまうのでしょうか。騙されない方法、言わば騙しを見分ける方法はないのでしょうか?
騙しを見分けるのはとても難しいことですが、騙しに遭うひとつの大きな原因が考えられます。それはトレンドを見分けていない、ということです。
全体的なトレンドは上昇トレンドなのに、一時的な調整を下落トレンドと勘違いして、または売りのサインがでた、
というだけで売りポジションを建てて、結局上昇トレンドが継続し大損をした、という経験をした方は少なくないようです。
ですから、トレンドを見極めつつ取引で勝つために「アリゾナルール」の使用をオススメします。
このアリゾナルールの真骨頂、それはトレンドの見極めができる点です。
アリゾナルールが分かれば、今はトレンド継続中なのか、レンジ相場で横ばいなのか、リアルタイムのトレンドを容易に識別できてしまうのです。
このアリゾナルールによるとトレンドは4つの面に分類されます。トレンド発生中、トレンド終息、レンジ状態、そしてトレンド発生へ、この4つです。
この4つのトレンドフェーズを分類するのに使われるのは、3つの移動平均線です。
2EMA(指数平滑移動平均線)、200SMA(単純移動平均線)と800SMAです。とくに特徴的なのが最後の800SMAですね。
一般のチャートではあまり使われないこの移動平均線、アリゾナルールではこの800SMAが中心的役割を果たしていると言えます。
このアリゾナルール開発者のロブ・ブッカー曰く、相場がこの800SMAに引っ張られるように動くことがしばしばあるようです。
理由は本人たちも分からないっていうから、それはそれでとても興味深いですね。
この800 SMAの位置と現在のレートを照らし合わせながらチャートを見ていけば、今現在のトレンドと今後の動きが簡単にわかるっていうんですから、そうとう優れた取引ルールと言えます。
このアリゾナルールはどの通貨ペア、時間足にもあてはまるようです。
ですから、このルールでトレンドを見極め、その他テクニカルチャートと併用して売買のタイミングを図れば、相当の確率で利益を得られるはずですよ。