fxチャートの基本とその目的

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チャートには時系列チャートと、非時系列チャートの2種類があります。普段私たちが目にする機会が多いのは圧倒的に、値動きを時系列に沿って図表化した、時系列チャートです。

値動きの表し方は様々な方法がありますが、代表的な3つを紹介したいと思います。

日本人に人気の高いロウソク足は始値・高値・安値・終値の4つを視覚的に分かりやすく表示したものです。

陽線と陰線の2種類があり、本来は陽線は白、陰線は黒で表示されますが、証券会社が提供してくれるロウソク足の色は、任意の好きな色で表示できるところが殆どです。

高値、安値の情報を排除したラインチャートは終値を一本のラインで繋げた折れ線グラフです。

欧米でよく使われるのはバーチャートです。高値と安値を結んだ縦棒に、始値位置を左側に、終値位置を右側に表示したものです。

そして時間単位での値動きを確認する、週足、日足・時間足など、様々な種類の時間軸ごとのチャートがあります。

最も短い時間足を表示するのがティックチャートと呼ばれる、秒足単位のチャートです。

チャートを見る目的は、基本的には過去から見て、現在は、上昇中なのか、下降中なのか、あるいは迷っている最中なのかと言った、相場の動きを見ることです。

そしてその動きから、これから、どちらに動くと予想する人が多いのか群集心理を読み解くことが最大の目的となります。

言葉で書くと簡単なようですが、これは毎日チャートを見続けていれば読み解けるようになるとは限りません。

そこで、時系列ごとの値動き以外に、テクニカル指標という相場の動きを単純化させた分析結果を一緒に表示させることで、相場の動きを読み解きやすくさせることが出来ます。

最も単純なテクニカル分析は、単純移動平均という、任意のn期間の終値の合計を、n数で割ったものです。

これは、値動きをなだらかに、平均的に表示させることができます。

現在の値が単純移動平均より、上であれば、上昇トレンド、値が下であれば下降トレンドと見ることが出来ますが、あくまでも平均化させた値であるため、相場の転換点で、底と天井を当てることは出来ません。

様々な種類のテクニカル分析で、またそれらを数種類併用することなどで、市場参加者は相場を読み解いていこうとしているのです。

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