デオドラント剤が売れに売れています。
デオドラントとは、体臭や汗の臭いを防いだり、
取り除く薬剤を言います。
夏場を中心にテレビでも一斉にCM合戦が繰り広げられます。
男女問わず携帯するのが当たり前になりつつあります。
デオドラントと言ってもそのタイプは様々です。
スプレー、塗り薬、ミスト、ゲル、シートなどなど。
様々なタイプのデオドラント製品が販売されています。
一度薬局で意識してみて見てください。
本当に沢山の種類がありますよ。
体臭の代表格がワキガです。
デオドラント剤の中にはワキガを完璧に抑える事が出来るような、
そんな印象を持ってしまう売り文句も見かけます。
そもそもデオドラント剤の働きとは、皮脂や汗の成分に群がる雑菌を殺菌する働きです。
厳密に言えば制汗剤とデオドラント剤とは別物だそうです。
制汗剤には、酸化チタンなどの汗を吸収する成分が含まれています。
また汗を抑える収れん剤も含まれている物が多いようです。
収れん剤には、タンパク質を凝固させる働きがあると言われ、
汗の出口を塞ぐことで汗を抑えると言われます。
収れん剤の代表がミョウバンです。
ミョウバン製品はかなりエチケットグッズとして売れています。
現在販売されているエチケットグッズの多くは、デオドラントと制汗剤が一つになって売られています。
自分の腋下の状態に合わせて、制汗剤なのかデオドラント剤なのか。
使い分けることが出来る知識を持つ事が大切です。
ワキガの人はデオドラント剤のほうが向いているかもしれません。
ただし汗をかくとすぐに効果が少なくなりますので、あまり期待できませんが。
腋の下をシートなどで拭きとって清潔に保つ事を心がける事が大切です。
ワキガの治療薬について
ワキガの治療薬としてワキガ用の塗り薬があります。
ワキガの人がイメージするのはデオドラント剤でしょう。
市販されているデオドラント剤は医薬部外品です。
本当に重度のワキガ体質であれば塗り薬程度では抑えられないでしょう。
その場合に限ってはワキガ手術による治療が一番適しているでしょう。
しかし、ワキガ手術が必要ない人も沢山います。
自分で思い込んでいるだけで、実はワキガじゃない人もいます。
ワキガで悩んでいる人は一度皮膚科などで診てもらいましょう。
軽度であればワキガ用の塗り薬を処方してもらう事も可能です。
ただし、この場合も完全なる治療法ではありません。
汗腺活動が行われる限り、ワキガ臭は発せられ続けます。
塗り薬だけでなく内服薬(飲み薬)もあります。
これも医薬品ですので医師により処方してもらう事が可能です。
ワキガの原因である細菌を殺す抗生物質が含まれており、
6時間程度の抑制効果が期待できるそうです。
汗を抑制する塩酸フェノキシベンザミンなどが経口薬として使用されます。
ワキガの治療薬は根本的な解決にはなりません。
しかし、治療薬やデオドラント剤だけで十分臭いを抑える事が出来る人も多いです。
必要以上に自己臭に恐怖を抱きすぎて、ストレスを抱えている人がいます。
ワキガは1人で悩んでも何も解決しません。
信頼できる人にデオドラント剤などをつけた状態で臭いを確認してもらったり。
信頼できる医師にカウンセリングしてもらったり。
自分ひとりで抱え込まない事がワキガ治療の最大のポイントです。