近年大豆は健康食品としてもてはやされている食品です。大豆から作る豆乳も健康食品として注目されています。ここでは豆乳と育毛の関係について調べてみましょう。
豆乳の成分
(1)たんぱく質
(2)脂質
(3)炭水化物(糖質)
(4)ビタミン
ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB3(ナイアシン)、ビタミンB6、ビタミンB12、 ビタミンE、ビタミンK、パントテン酸、葉酸
(5)ミネラル
ナトリウム、カルシウム、カリウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅
(6)アミノ酸
イソロイシン、ロイシン、バリン、トレオニン(スレオニン)、アスパラギン酸、 グルタミン酸、グリシン、アラニン、セリン、プロリン、シスチン、チロシン、 メチオニン、フェニルアラニン、リジン、トリプトファン、アルギニン、 ヒスチジン
(7)大豆固有成分
大豆レシチン、大豆サポニン、大豆イソフラボン
育毛に有効な成分と効能
成分を見ると豆乳には健康に良いたくさんの成分が含まれていることが良く分かります。ここでは育毛に有効な成分について見ていきましょう。
(1)たんぱく質
たんぱく質は髪の毛の主な成分となります。たんぱく質が不足すると抜け毛や髪が細くなったりする影響が出てきます。
(2)脂質
脂質は、摂取しすぎると肥満の原因になりますが、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンEなどの吸収を助ける働きがあります。
(3)ビタミン
エネルギーの供給や代謝を促し、頭皮環境を改善するビタミンB群、細胞分裂を促す葉酸、血液の循環を良くし、
必要な栄養素を毛母細胞に届きやすくするビタミンE、血液中のビタミンの吸収をよくするビタミンKが含まれています。
(4)ミネラル
髪の毛だけでなく体の材料となるタンパク質の合成に関係する亜鉛、血液中のヘモグロビンの成分になり、
毛根への栄養補給に必要となる鉄、ヘモグロビンの結合を助ける働きがある銅が含まれています。
(5)アミノ酸
人体、もちろん髪の毛もアミノ酸から構成されるたんぱく質によって成り立っています。
上に挙げたアミノ酸のうち、イソロイシン、ロイシン、バリン、トレオニン(スレオニン)、メチオニン、フェニルアラニン、リジン、トリプトファンは、
必須アミノ酸と呼ばれる9種類の中の8つです。
(6)大豆レシチン
大豆レシチンは細胞内で栄養成分の吸収、不要物の排出機能を持ち、細胞の新陳代謝を高める効果があります。
また血液中の悪玉コレステロールを溶かす機能があり、血流を良くします。
(7)大豆サポニン
大豆サポニンは抗酸化作用があり、脂質の過酸化を防ぎます。また血管内の脂質を除去する効果があり、血流を良くします。
(8)大豆イソフラボン
大豆イソフラボンはエストロゲン(女性ホルモン)に似た構造を持ち毛乳頭細胞に作用して脱毛までの期間を長くします。
たカプサイシンと一緒に摂取すると毛母細胞の増殖に作用する物質が増加すると言う研究結果が出ています。
このように豆乳は多くの育毛に必要な成分を含んでおり、匂いなどが苦手でなければ、是非試してみましょう。