野菜は体に良いと言われていますし、育毛においても野菜を食べなさいと言われています。ここでは、育毛のための野菜の重要性や良いとされる点について考えて行きましょう。
野菜の分類
話をしやすくするために野菜を分類しておきましょう。分類方法は色々ありますが、食品と言う観点から分類しておきます。
ここに挙げるものは日本で一般的に手に入りやすいものとします。
緑黄色野菜は厚生労働省の健康用語辞典で、原則として可食部100g当たりカロテン(カロチン)含量が600マイクログラム(μg)以上の野菜、
食べる回数や量が多いトマト・ピーマンなどは、可食部100g中のカロテン含有量が実際には600マイクログラム未満であっても緑黄色野菜に分類と表記されています。
(1)淡色野菜
玉葱、白葱、蓮根、白菜、蕪、キャベツ、カリフラワー、大根、枝豆、セロリ、キュウリ、茄子、レタス、ゴボウ
(2)緑黄色野菜
浅葱、葉葱、ワケギ、韮、グリーンアスパラガス、ほうれん草、水菜、野沢菜、小松菜、アブラナ、高菜、チンゲンサイ、芽キャベツ、ブロッコリー、タラの芽、インゲンマメ、エンドウ、オクラ、人参、パセリ、三つ葉、シソ、トマト、ピーマン、カボチャ、春菊
野菜の栄養成分
野菜によりそれぞれの含有量は大きく違いますが、主な成分を見てみましょう。
(1)ビタミン
ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンC、ビタミンE
(2)ミネラル
カリウム、カルシウム
(3)食物繊維
(4)カロテン(カロチン)
緑黄色野菜はこのうちカロテン(カロチン)を多量に含んでいます。
育毛に有効な成分と効能
野菜によりそれぞれの含有 次に育毛に有効な成分について見ていきましょう。
(1)ビタミン
細胞分裂が正しく制御され、髪や頭皮に潤いを保つビタミンA、エネルギーの供給や代謝を促し、頭皮環境を改善するビタミンB群、
疲労回復に関係するビタミンC、血液の循環を良くし必要な栄養素を毛母細胞に届きやすくするビタミンEが含まれています。
(2)食物繊維
食物繊維は以前は食物の単なるカスだと言われていましたが、便秘や高血圧の予防、また血液中のコレステロールを減らす効果があることもわかりました。
便秘と髪の関係は不明ですが、何らかの関係が有るかもしれないと言われることもあります。いずれにしても体調を整えると言う意味で重要です。
(3)カロテン(カロチン)
カロテン(カロチン)は体内でビタミンAを生成します。ビタミンAは細胞の働きに関係し、細胞分裂が正しく制御され、髪や頭皮に潤いを保ちます。
摂取しすぎた場合は頭痛、めまいなどを起こすので注意が必要となりますがカロテン(カロチン)、
で摂取すると蓄積され、必要に応じてビタミンAが生成されるので、摂りすぎるということがありません。
ビタミンAはカロテン(カロチン)により摂取することが推奨されます。
このように野菜には育毛だけでなく健康維持に重要な物質を安全に摂取できる特徴があります。