大人ニキビのケアに洗顔がありますが、過度の洗顔は、大人ニキビをさらに悪化させる要因となります。
大人ニキビが出来ている方は、脂性肌に近い肌質の方が多いようですが、肌が脂っぽいからといって一日に5回以上も洗顔している方は、洗顔のしすぎです。
洗顔のしすぎは、皮脂の異常分泌をさらに助長し、バリアのない肌は過敏となり、さらなる肌トラブルを引き起こす要因となります。
皮脂は、肌を外的刺激から守るバリア機能と、肌内部にある水分を逃がさないようにする天然の保湿効果を持った大切なものですが、
皮脂の異常な分泌は毛穴をつまらせ、大人ニキビなどの原因となってしまいます。
逆に、皮脂の分泌が少なければ、天然の膜が正常に出来ず保湿効果が弱いため、乾燥肌などになりますし、
バリア機能も低下し、敏感肌や乾燥性敏感肌などになってしまう可能性もあります。
もし、1日3回程度の洗顔でも脂などが気になるようなら、化粧水を吹きかけた後にタオルやティッシュで押し込むようにして水分と脂をオフするくらいのケアをしてあげてください。
また、大人ニキビの出来ている場所は、できるだけ手で触れないよう、刺激しないよう洗顔するようにしてください。
刺激は、大人ニキビの更なる悪化につながります。
大人ニキビは紫外線が影響
大人ニキビの原因として外的刺激がありますが、外的刺激のひとつである紫外線は、大人ニキビなどの肌トラブルを招く最も大きな要因です。
肌が紫外線を浴びると過酸化脂質(皮脂や汚れが酸化したもの)が生じ、大人ニキビを作りやすくすると言われています。
また、紫外線にはさまざまな有害物質が含まれており、紫外線を浴びる事によって新陳代謝の低下や、抵抗力の低下を招く、
ターンオーバーも正常に行われないなど、大人ニキビを悪化させる要因となってしまいます。
紫外線予防には、UVカット素材を使用した帽子や服、サングラス、化粧品等で肌を紫外線から守り、出来るだけ紫外線に当たらないよう注意することが大切となります。
また、窓の傍で仕事している方は、カーテンを閉める、または下地から日焼け止め効果のあるものを使用するなどして紫外線対策をしてください。