加齢臭とは

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加齢臭のことを「エイジングノート」ともいいます。横文字にするとかっこいいのですが、実際臭いとなるとあまりよくありません。

腐った油のようなにおいがする、ろうそくのロウのようなにおいがするなど、加齢臭には様々な表現があります。

加齢臭とはどのような症状のことをいうのでしょうか。

お父さんの枕やシーツの黄ばんだ感じの臭い、満員電車で隣になったおじさんの独特の臭い、どれも加齢臭のイメージはあまり良くないようです。

「臭」は不快に感じる「くさい」意味を表しているので、加齢臭があまり好まれないのもうなずけます。

でも、実はこの臭いを特別嫌う人はさほどいないのです。若い世代の嗅覚に問題があるようです。

嗅覚は幼少期に確立されます。この時期に祖父母と一緒に過ごした経験のある成人は、加齢臭を嫌がらないそうです。

加齢臭とは中高年特有の体臭のことをいいます。2000年12月11日、大手化粧品メーカーの研究所が、中高年特有の体臭原因について研究発表しました。

加齢臭は、不飽和アルデヒドのノネナールという青臭さと脂臭さを持つ成分が原因で臭いがすることがわかったのです。

加齢臭は一般に「オヤジ臭」などと代名詞されますが、女性でも加齢臭はあります。男性も女性も40歳以上になると、加齢臭に要注意なのです。

自分では気づきにくいかもしれません。しかし、衣服などからチーズや古本のようなカビ臭いにおいを感じたら加齢臭であるのは間違いないでしょう。

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加齢臭の原因

加齢臭とは年齢を重ねる上で避けられない生理現象です。でも、症状を抑えることはできないものでしょうか。加齢臭の原因から考えてみましょう。

加齢臭の臭いのもととなる物質は、「ノネナール」といいます。脂肪酸と過酸化脂質が結びついて物質が生じます。

男性も女性も、40歳を過ぎると酸化に対する抑制力が低下します。そのため、脂肪酸と過酸化脂質の分泌量が増加し、体臭成分のノネナールも急増するのです。

加齢臭を防ぐには、原因となるノネナールの生成を抑える必要があります。まず、生活習慣の見直しから始めましょう。

抗酸化作用のある食品を積極的に摂ると効果的です。ビタミンC、Eには強い抗酸化作用があります。

ほうれん草やかぼちゃなどに多く含まれています。他には、ポリフェノールやベータカロチン、カテキン、イソフラボンなどにも抗酸化物質が含まれます。

いつものお茶を緑茶に変えるだけでカテキンを摂取でき、ビールを赤ワインに変えるだけでポリフェノールが摂取できます。

飲み物を変えるだけでも、加齢臭の原因を抑えられます。加齢臭と生活習慣病は、発生する様子がよく似ています。

お酒やタバコなどの嗜好品を好み、不規則な生活と運動不足でストレスも多いと、血管中のコレストロールが蓄積されやすくなります。

このため生活習慣病になりやすく、さらに皮脂腺にも脂肪分が増すことでノネナールの量も増えます。毎日の工夫で、加齢臭は抑えることができるのです。

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