ヒアルロン酸はもともと私たちの体内に存在する成分です。皮膚では真皮部分に存在し、優れた保水力をもっています。肌のみずみずしさを保つには、このヒアルロン酸が必要不可欠です。
ただ、ヒアルロン酸は年齢を重ねると共に減少していくため、みずみずしい肌を保つためにはヒアルロン酸を補う必要があります。
では、美容整形でのヒアルロン酸注射と、サプリメントや化粧品によってヒアルロン酸を摂取するのでは、どのような違いがあるのでしょうか?
分子量の大きいヒアルロン酸は、そのままの大きさでは直接肌から吸収することは難しいのです。
そのため、分子量を低分子化した”低分子ヒアルロン酸”が開発されましたが、低分子ヒアルロン酸は、体への吸収率は良いのですが、体内での維持期間が短いという欠点があります。
また、ヒアルロン酸注射では、シワなど気になる部分だけを集中的に治療できますが、サプリメントによってヒアルロン酸を補給する場合は、
体全体に散らばってしまう可能性があり、美容整形でヒアルロン酸注射を行なった場合と比べると、高い効果を期待することはできません。
したがって、ヒアルロン酸サプリメントなどでヒアルロン酸を摂取するより、美容整形で行なうヒアルロン酸注射の方が、効果はより高く長期間の持続が期待できます。
ただし、日常生活において、ヒアルロン酸をサプリメントで補給することは、決して無駄なことではありません。
加齢によってヒアルロン酸が不足したり、日常の食生活においてヒアルロン酸摂取が不十分である場合に、必要な量を補給するための方法としておすすめです。
年齢と共に減少していくヒアルロン酸を毎日心がけて摂取することは良いことです。
ヒアルロン酸注射で豊胸
これまで美容外科での豊胸術は主にワキの下を切開して、医療バッグを挿入する方法で行われていました。
豊胸手術に使用されるバッグにはさまざまな種類があります。
・バイオセルバッグ
バイオセルバッグは3層構造になっているため耐久性に優れていて、仕上がりが自然であるため豊胸バッグとして高い評価を受けています。
・コヒーシブバッグ
コヒーシブバッグは万が一外膜が破れても内容物が漏れないようになっており、従来の豊胸バッグと比較しても安全性に優れています。
医療バッグには他にも、生理食塩水バッグ、シリコンバッグなどさまざまなものがあります。
ただ、医療バッグによる豊胸は手術の必要があるため抵抗を感じる方も多いことから、ヒアルロン酸を注入する豊胸術が多く行われるようになっています。
ヒアルロン酸を注入する豊胸では、切開する必要がないので、痛みはほとんどなく、傷跡が残ることもありません。
ヒアルロン酸注入による豊胸術は治療時間も短く、気軽に受けられることができます。
【ヒアルロン酸注入による豊胸術のメリット】
★1〜2カップ程度の自然な豊胸が可能。
★部分的にバストラインを整えることができる。
★治療時間は10〜20分程度。
★局所麻酔で注射をするだけなので痛みがない。
★入院・通院の必要がなく、普段通りの生活ができる。
ただし、医療バッグを挿入して永久的にバストを大きくする豊胸術とは違い、ヒアルロン酸を注入する豊胸手術は、1〜2年ほどで元のバストに戻ります。
ただ、気軽に豊胸術を受けたい方や、短期間の目的でバストアップをしたい方などには、体にかかる負担も少なく魅力的な方法です。