説明できない…病気じゃない…だから辛い、更年期障害の不定愁訴

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更年期に起こるほてり、倦怠感、寝つきが悪い、頭が重い、めまい・・・病院に行っても検査の結果は「特に異常なし」な病気未満の体調不良は他人が思うよりずっと辛く深刻な問題ですよね。

そんな「これといって原因はないけど調子が悪い」状態を「不定愁訴」と言い、特に更年期に非常に起こりやすいものなのです。

日常生活で急に襲ってくるのぼせやほてり、頭痛、めまい、異常な発汗は本人にとっては非常に苦しく憂鬱なものですが、

病院の検査では異常が見られない為家族や周りの人に理解を求める事が難しく、一人で抱え込んで悩んでしまう方も。

又、不定愁訴は身体だけではなくイライラや不安、不眠、憔悴感など心にも起こります。

女性はは閉経が近付く40代~50代にかけてエストロゲン(女性ホルモンの一種)の分泌が急激に減少します。

それを受けて脳が女性ホルモンの分泌を促そうと卵巣刺激ホルモンを大量に放出し興奮状態が続く事で自律神経の働きが乱れ、様々な心身の不調を引き起こすのです。

「何となく身体が重い」「些細な事で不安になる、イライラする」等他人にうまく説明しずらい不定愁訴は、

真面目で他人に気を使う性格であればある程「こんな事で弱音を吐けない」「こんな事くらいで通院できない」と頑張ってしまう傾向にありますが、

一人で思い悩んだり、我慢する事で益々ストレスが溜まり症状を悪化させてしまう事も少なくありません

。又、更年期は乳がんや骨粗しょう症等の病気が発生しやすくなる時期でもあります。

「更年期だから体調が悪いのは当たり前」「辛くても我慢するしかない」と決め付けず辛いと思ったら早めに婦人科で相談しましょう。

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更年期障害で便秘や下痢に?どうしてなるの?どうやったら治るの?

更年期障害の代表的な症状である便秘や下痢。腸の不調は身体だけでなく心にもストレスを与えるのでとても辛いですよね。

女性は若い頃から排便のリズムが乱れやすい方が多い為「たかが便秘」「ちょっとお腹がゆるいだけ」と、

軽く見て放置してしまう方や、自己判断で市販の便秘薬や下痢止めを飲んでいる方も多いようです。

しかし、更年期障害の便秘や下痢は若い頃とは違い「自律神経の乱れ」が大きな原因です。

その為便秘薬や下痢止めを飲む事はその場しのぎにしかならず、却って症状を悪化させてしまう事もあるので注意が必要です。腸の不調なのに自律神経?

と不思議に思うかも知れませんが腸の動きをコントロールしているのは実は「副交感神経」という自律神経の一種。

更年期障害で起こりがちなイライラや不安感で神経が張り詰めた状態が続くと副交感神経の働きが乱れ、排便のリズムが狂う為便秘や下痢を繰り返してしまうのです。

では更年期障害からくる便秘や下痢はどうすれば治るのでしょうか?市販の薬に頼る前にまずは生活リズムを整えてみましょう。

十分な睡眠を取る、バランスの取れた食事を三食きちんと食べる、散歩やヨガ等軽めの運動を習慣にする等・・・

「なぁ~んだ、それだけ?」と思うような当たり前の生活習慣ができていない人、実は結構多いのです。

規則正しい生活をすれば自律神経以外の身体の調子も整い、案外すんなり治ってしまう事も。

又、便秘や下痢はストレスが大きな原因の場合が多い為、ゆっくりお風呂に入って身体を暖めリラックスする、読書やガーデニング等打ち込める趣味を見つける、

アロマテラピーやハーブティで心を緩める等過度の緊張やストレスを解消すると自律神経の働きも自然と整っていきます。

しかし一週間以上症状が続いたり、いきみ過ぎて出血が見られる場合等は腸や内臓の他の病気を併発している恐れがある為医師へ相談しましょう。

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