『来夢(チャレンジ来夢)』は有限会社 ヤマモトカンポー サプリ事業部から販売されている育毛用のサプリメントです。
経口剤なので不安に思う人もいるかも知れませんので、ここでは『来夢』について調べてみましょう。
『来夢』の背景
熊本大学で行った研究の結果、イソフラボンとカプサイシンを同時に摂取すると「IGF-1」、
というペプチドによって毛母細胞の分裂・増殖が促進されることが確認されたことがもとになっています。
実際の試験においても発毛促進効果のほか抜け毛抑止効果も確認されました。『来夢』開発の背景にはこの研究結果が反映していると思われます。
『来夢』の成分と効能
『来夢』では大豆イソフラボン(大豆胚芽抽出物の主な成分)とカプサイシンを同時に摂取できることが強調されています。
つまり熊本大学の研究結果からイソフラボンとカプサイシンを同時に摂取して育毛を促進しようと言うものです。
次に主な成分の効能を見てみましょう。
(1)大豆イソフラボン
大豆イソフラボンはエストロゲン(女性ホルモン)に似た構造を持ち毛乳頭細胞に作用して脱毛までの期間を長くします。
(2)カプサイシン
唐辛子の辛味成分であるカプサイシンはダイエットや健康に良いと言われていますが、はっきりとした報告はなされていません。この2つが同時に摂取されると前記効果が現れるというわけです。
(3)亜鉛含有酵母(亜鉛酵母)
亜鉛含有酵母は酵母の醗酵過程で亜鉛を加えた有機亜鉛で、亜鉛とビタミン類などが含まれています。
亜鉛は髪の毛だけでなく体の材料となるタンパク質の合成に関係しています。
亜鉛が不足すると他の栄養素がいくら有っても栄養は有効に利用されず、抜け毛の原因になったりします。
(4)アミノ酸
アミノ酸は人体(頭髪を含む)を構成する材料です。『来夢』はこのうちの18種類を含んでいます。
安全性
大豆イソフラボンとカプサイシンの同時摂取は上記の通り、育毛に有効であると思われますが、
韓国の建国大学と米国のミネソタ大学の共同研究によればカプサイシンの大量摂取が癌を誘発することが分かりました。
『来夢』だけで摂取するカプサイシンの量は微々たる物ですので心配はありませんが、別途カプサイシンを摂取している場合などは摂取量に注意しましょう。
有効性と摂取する場合の注意
研究結果から毛母細胞の活動が弱い場合に有効と考えられますので自身の症状を勘案して利用しましょう。
サプリメントは分類上薬ではありませんが、どのようなものでも副作用が無いとは言いきれませんので、
摂取には、まず自分の脱毛、薄毛の原因を突き止めた上で、効果が期待できる場合に利用してください。