FX取引における永遠のテーマ、「どの手法が一番稼げるか」。この問題に対する答えはきっと永遠に見つからないことでしょう。
つまり、FX取引で有効的な手法は数十数百とあり、それぞれの手法にメリット・デメリットがあります。
そしてどの手法が一番際立っているとは言えないということです。自分が使える!
と思える手法をひとつずつ検証し習得していくのが、利益を得る一番の近道なのかもしれませんね。
それら有効的な手法の中で、アメリカの機関投資家を中心に多用されているものがあります。
それが「アルゴリズムトレード」です。この手法はいったいどんなものなのでしょうか。
アルゴリズムトレードとは、コンピューターシステムがマーケットの動向に応じ、自動的に売買注文を繰り返す取引のことです。
その時のデータ分析によって売買のタイミングや数量も変わってきます。
この取引の大きなメリットは、人間の感情的な判断や憶測、勘には全く左右されないという点です。
「なんか上がりそう」とか「もう少しレートが上がってくれたら嬉しいから、少し下がったところで押し目買い!」なんて言う、希望的観測ももちろんコンピューターにはありません。
データ分析、つまり過去の数字からこの先のレートを予想し、最適なタイミングでシステムが売買してくれます。
損したくない...という感情も、コンピューターにはもちろんありませんから、必要があれば躊躇なく損切りもしてくれます。そんな自動売買システムなのです。
いくつかアルゴリズムトレードのアプリを販売している会社がありますが、いずれにしろこのシステムを使用する方法はそう難しいものではありません。
FX会社に口座開設をして、証拠金を入金、その後専用アプリを自分のパソコンにインストールします。
それを起動すれば、簡単にアルゴリズムトレードが始められてしまいますよ。少し多めの証拠金を入金するのがオススメです。
このアルゴリズムトレードは、日本国内の機関投資家にも急速に普及してきています。
それだけ評価の高いトレード法だということですから、この米国発祥の手法を一度は試してみましょう。
バーチャルで修行すればfxは勝てるようには…なりません
fxを取り扱う業者の多くは、バーチャルトレードという、初心者用のデモトレードの場を提供してくれています。
バーチャルトレードではなく、デモトレードと呼ばれることもありますが基本的には同じものです。
よく、バーチャルで勝てるようになってからリアルトレードを行いなさい、というアドバイスを見かけます。
これは間違いではありませんが、誰にでも有効なリアルトレードで勝つための練習方法ではありません。
特に短い時間足での、デイトレードやスキャルピングを投資スタイルとして考えている場合は、バーチャルで勝てるようになっても、実際に勝つのは難しいものです。
その理由として、第一に、バーチャルトレードでは、約定拒否やスリップページといった、トレードを行う際に実際に起こりうるリスクが発生しないからです。
つまり、リアルトレードよりも勝ちやすく出来ているのです。
また、身銭を切っての取引とは違って、いくら負けても実際には損失は発生しません。
その安心感から、大胆なトレードが出来ますし、冷静にバーチャルな相場に望むことが出来るからです。
もちろん、いきなり、リアルトレードを行えと言っているのではありません。
ただ、バーチャルトレードは、全くのfx初心者が、fxの仕組みを理解するため、あるいはその業者が提供する取引ツールの操作方法を学ぶためだと割り切って使うのがよいでしょう。
仮にバーチャルトレードでテクニックを上げることが出来たとしても、資金管理が出来なければすぐに相場を退場することになってしまうかもしれません。
バーチャルでは勝ち続けられたからといっても、それを、自分の投資テクニックだと過大な自信をもってしまってはいけないということです。