かに鍋にかにしゃぶ、焼きガニ、かにチャーハン、かにグラタン、かにグラタン…etc。かに料理を挙げると数限りなくあります。
そんなかに料理を作る際、かにの殻を剥がす作業を面倒だと思ったことはありませんか?
私はちなみにしょっちゅうです。「かにが嫌い」という友人の一人は、かにの殻を剥がすのが面倒だからとその理由を挙げていました。
こういう方は結構いらっしゃるのではないかと思います。
殻を剥がすことが面倒だから既に身がむいてあるものが欲しいという需要に合わせて、最近ではかにのむき身を商品として提供する通販会社が多くあります。
そんな面倒なかにの殻むき。今回はそのかにの殻さばき方について注目して、より簡単にかにを食べられることを目指していきましょう。
まずかにの殻を剥がす作業ですが、これをかに鍋や焼きガニなどで調理したあとで行うようにする方がいらっしゃいますが、これは面倒の極致です。
理由は簡単です。熱せられてかにの殻が手で持つことが出来なくなるからです。
特にかに鍋でこのパターンが多く、火傷の危険すらあります(私も経験があり、一時期それが原因でかにが嫌いになりました)。
故にかにの殻を剥がすタイミングは「調理する前に行う!」ということが大切です。
次に殻のさばき方です。ハサミ(100円ショップで専用ハサミが売っています)を用意してかに本体を、胴・足に分けます。
胴は縦に半分にした方が、中身が取り出しやすく、出汁も滲みやすくなります。足についてですが、本体が大きいと足の長さも必然的に長くなります。
長い場合は関節ごとに切って、身があまり詰まっていない先っぽ部分は次の日の御味噌汁の出汁専用にすればOKです。短い場合は好みの長さで関節を切れ目として利用して大丈夫です。
ここまでの作業で終了ではありません。かにの足の部分については作業がまだ残っています。というのはかに鍋や焼きガニをするときに殻を残すと火傷の危険があるからです。
この危険を排除するには、足の殻を半分にすれば良いのです。横に切れ目を入れると、かにのむき身が半分だけしか顔を出さないことになるので、ここは縦にハサミを入れます。
関節から関節までハサミを入れたら、それをハサミをいれた裏側にも入れます。
そうするとかにの足の上半部の殻が蓋を開くよう取り外すことが可能となり、鍋に入れても、焼きガニにしても、ほぐし身に使うにしても非常に便利なさばき方になります。
関節から関節まで一か所のみハサミを入れて鍋に放り込むことが多いという方はけっこういらっしゃいますが、二か所入れた方が身が取り出しやすく、また殻も下半分残っているため出汁も十分に出ます。
かにの種類によって便利なさばき方があるようですが、今回はお勧めの美味しく食べられるさばき方を紹介しました。
皆さんも調理前にこのやり方を試し、美味しくかにを召し上がられてみてはいかがでしょうか。