身長が伸びる時期

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身長が伸びる時期には2つの意味があります。その1つは経年的に見た場合で、もう1つは春夏秋冬の年間を通じて見た場合です。

まず経年的に見ますと、身長が伸びるということは骨の関節の両方にある軟骨の骨端線が成長の鍵を握っているのですから、身長が伸びる時期は骨端線が成長する時期だと言えます。

そして、骨端線が柔らかい期間が身長が伸びる時期なのです。骨端線はいつまでも柔らかいままではなく、大人になると硬くなってしまいます。

身長が伸びる時期は言い換えれば身長の伸び幅が一番大きい時期ですが、時期にズレはあるものの大体男性も女性も10歳頃から17歳頃までのようです。

早い場合は小学校5、6年生で背が急に伸びることもありますが、背が伸びる時期は中学校から高校生の間の、

いわゆる思春期と呼ばれる頃だということは平均身長の伸び方を調査したデータでも実証されています。

しかし、早くから思春期に入ってしまうと骨端線が硬くなってしまい、つまり大人になってしまい、

そのために骨の成長が止まって身長の伸びも止まってしまうということが言われています。

逆に思春期が遅い場合は骨端線が柔らかいままなので身長が伸びるということが言えます。では、1年の間で季節と身長の伸びには何らかの関係があるのでしょうか。

1年のうちでは春に身長が伸びると言われています。昔からの言い伝えで、「寝る子は育つ」と言いますし、春は「春眠暁を覚えず」というくらい眠たい季節です。

春に、地球の重力に逆らわない布団の中で寝ていると骨端線がカルシウムやコラーゲンで新陳代謝が活発化して、新しい骨を作り、それに伴って身長が伸びるということでしょう。

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身長が伸びる仕組み

身長が伸びるということは体内の骨が伸びるということです。

ここで骨というのはいろいろな関節にある軟骨のことで、軟骨の骨端線という部分が増えていくと身長が伸びていくのです。

骨は細胞と同じように老化していきます。そうすると体内では骨を活性化する活動が活発になります。

この活性化に必要なものがカルシウムやコラーゲンです。カルシウムやコラーゲンは古くなった骨を新しくしますから、身長が伸びていくという仕組みになっているのです。

この仕組みは言い換えれば骨を入れ替えるということにもなります。

この入れ替えが急激になる時に身長が急速に伸びますが、そのスピードが速いと成長期の人間は痛みを感じることがあります。

折角身長が伸びる仕組みを説明したのですから、ここで仕組みに関係することを少し考えてみましょう。

確かに仕組みは分かりましたが、なぜカルシウムやコラーゲンが骨を活性化させるのでしょうか。骨は骨膜という膜に包まれています。

そして緻密質と海綿質、骨髄でできています。骨膜という膜は骨自体を保護すると同時に骨の成長や再生の役割を持っています。

さらに骨髄は赤色と黄色とに分類されますが、この全体が一般に言う骨で、骨の主な成分は膠のような性質を持ったコラーゲンとカルシウムの化合物なのです。

古くなった骨はカルシウムとコラーゲンになり、骨芽細胞という細胞がコラーゲンで鉄骨を作ります。

この鉄骨にカルシウムが付くと新しい骨ができるのです。これが骨の新陳代謝で、この新陳代謝によって骨端線が成長し、身長が伸びるのです。

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