いくら歯を磨いても、会話の際に気になるとか「口の臭いがちょっと強いかも」と遠回しに言われたりとかした事がありませんか。
巷では、沢山の口臭予防グッズが売られています。タブレットみたいなものやサプリメント、ガム、口臭によく効く歯磨き粉などなど。
種類も豊富で、最近では防臭効果が長続きするとCMでも頻繁に流れているので、ついつい購入される方も多いことでしょう。
でも、常にそれらを食べている訳にはいきません。
ならば病院で根本から口臭を治すことができ、尚且つ長期間的に口臭を除去できればと思いませんか?
では、「口臭を治すのは何科?」と考えた時に思い浮かぶのが、口つながりで歯科ではないでしょうか。
他人が感じる口臭を持つ人の実に80%以上は口の中の汚染(食べかす等の残り)や入れ歯の長期的装着による口の自浄作用の低下と言われているそうです。
虫歯や歯周病が口臭の原因となることも多々あります。
それらを治すことによって口臭が無くなり、さらに虫歯や歯周病の予防のための歯の磨き方まで教えてもらえるのだから歯科に通院するのは、一石二鳥ですよね。
また、驚くことに口臭の専門外来もあるんです。
口臭外来は歯学部がある医科系大学病院に設置されている事があります。
インターネットにて検索がすぐできるので、問い合わせてみる事もお勧めします。
ただし費用の面が初診料やその他もろもろで数万円かかってしまう所がデメリットかもしれません。
さて、このように歯科で治療できる口臭のほかに、他科で治療できる口臭もあります。
それは特定の病気を患っていて、その病気のせいで口臭が強くなってしまっている場合です。
例えば、糖尿病。
これは人体の代謝の異常で、甘酸っぱい、リンゴの腐ったような臭い(アセトン臭)がします。
原因となる糖尿病の治療を行えばいいので、内科(できたら、糖尿病内科や内分泌内科)へ通えば解決できます。
また、ビールの飲み過ぎによる肝臓障害でも口臭は発生します (これも内科ですね)。
最近ではたばこの口臭は禁煙外来、ストレスによる口臭は心療内科で治療することができます。
なにはともあれ、口臭を病院で治療してもらうに当たって、自分の口臭の原因は、口の中の洗浄、
つまり歯磨きを怠っていたから等で発生しているのか、それとも何か他の病気を患っていて、
それで発生しているのか考えてから適切な病院の診療科で治療してもらう事が脱口臭の一番のポイントとなるでしょう。