FXのロスカットと追証の関係

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言うまでもありませんが、FXは、元本保証される金融商品ではありませんから、あらかじめ損失が出ることを覚悟しなければいけません。

それでは、その覚悟するべき損失額はいくらでしょうか?

FXには、顧客の損失を限定するために、FX業者は自動でロスカット、顧客のポジションに対して、強制的に反対売買を行うロスカットという制度を実行します。

ロスカットされるまでに減った資金の額が取り合えず、覚悟すべき金額ということになります。

ですが、実際にはそれ以上に損失が拡大する場合があります。FXには、追証という制度があり、追証を求められる状態とは、必要証拠金が、不足した状態です。

ロスカット水準が、証拠金維持率100%でリアルタイムで執行される業者には、基本的にはこの追証はありません。

なぜなら、証拠金維持率が100%を下回った時点で、すでに強制的にロスカットが実行されるからです。

ロスカットの仕組みは業者によってざまざまです。ロスカット水準も異なります。

例えば、ロスカット水準が証拠金の50%の業者であれば、証拠金維持率が100%を下回ってから、実際にロスカットされるまでは、時間的な猶予があります。

この猶予時間内に、証拠金維持率が100%を超えるように口座に追加入金することを追証といいます。

証拠金維持率100%の業者であっても、リアルタイムでロスカットが執行されない業者の場合は、これも証拠金維持率が不足した分の、追加の資金の投入が必要となります。

このタイプの口座の実際のロスカットのタイミングは業者によって異なります。

FXにおける追証というのは、ロスカットにならないための追加資金の投入のことですから、仮に追証を追加する資金繰りが出来ない、

あるいは入金が間に合わない場合には、自力でポジションを閉じるか、ロスカットを受け入れることになります。

ポジションを維持するための、最低限必要な金額を、追証によって確保するということになります。

ですが、追加の資金を投入しても、結局はポジションを維持することができずにロスカットとなった場合には、最初に覚悟した金額よりも大きな額の損失になってしまいます。

追証を入れることによって、もちろんポジションが持ち直す可能性もありますが、逆に損失が拡大することもあると言うことは追証を入れる前によく考える必要のあることです。

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